サッカー試合後に暴動 死傷者400人超…大統領「リーグを一時的停止」 インドネシア(2022年10月3日)
インドネシアのプロサッカーリーグの試合後、暴動が発生した。警察が鎮圧に乗り出し、400人以上の死傷者が出ている。
■警察“催涙ガス”使用…出口に殺到で大混乱
1日、インドネシアの東ジャワ州で、サッカーの試合後に暴動が発生した。
ピッチになだれ込んだのは、試合に負けて腹を立てた地元チームのサポーターで、両チームの選手に襲い掛かるなど暴徒化した。
この事態に警察が鎮圧に乗り出したが、サポーターを殴り付けるなど、激しい暴行も加えていた。
当時、スタジアムにいた男性は、次のように話す。
負傷者:「多くの友人が命を落としたのは、警官が私たちを人間らしく扱っていなかったためです。私たちは、この扱いに非常に失望しています」
さらに警察は、催涙ガスを使用。このため、多くの人が出口に殺到し、大混乱になったという。
■インドネシア大統領「リーグを一時的に停止」
現地の警察は2日、警察官2人を含む125人が死亡し、323人が負傷したと発表した。死亡した人の多くが、窒息死や圧死だったとみられている。
また、ロイター通信によると、病院関係者は地元テレビ局に、死者の中には5歳の子どもも含まれていると語ったという。
多数の死傷者を出す事態に、インドネシアのジョコ大統領は声明を発表した。
ジョコ大統領:「インドネシアサッカー協会に対し、セキュリティー手順の評価と改善が行われるまで、リーグを一時的に停止するよう命じました」
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年10月3日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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