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“違法盛り土”の可能性も…土砂崩れ 住宅全壊し3人負傷「大木で動けずパニックに」(2022年9月27日)
台風15号で被害が出た静岡県浜松市。住宅3棟が巻き込まれる土砂崩れが、違法な盛り土によって引き起こされた可能性があることが分かりました。
■土砂崩れで住宅全壊「大木で動けずパニック」
両ひざ、そして腹部に包帯。まだ癒えぬ体を引きずって、男性は被災した住宅へと向かいます。
佐藤聖徳さん(63):「(Q.大丈夫ですか?)富士山登った時より苦しいよ」
24日午前0時すぎ、浜松市天竜区で発生した土砂崩れ。住宅3棟が巻き込まれ、全半壊しました。
佐藤さん:「ここが一番重いんですけれども、十何針縫って。ここが5針ぐらいだったかな。首にも物が刺さって抜けたんで、そこは7針ぐらい縫って。一応、回復のほうはしているようなので。あとは、肋骨(ろっこつ)のここ、上から10番目をポッキリ折ってます」
痛々しい傷が残る佐藤さん。当時、佐藤さんは妻と息子の3人で自宅にいると、ドーンという衝撃とともに道路へと投げ出されたといいます。
妻はすぐに、がれきの中から出てきましたが、そこに9歳の息子の姿はありませんでした。
佐藤さん:「(家に)戻って子どもが1メートルぐらい奥の目に見える所で起きていて。手を切ってけがをしていたのはすぐに分かったんですけど、とにかく動けない状態。テレビの画面と台座の間に腰を挟まれて、上から落ちてきた50センチぐらいの大木が乗っていて動けない。もう、ほぼパニックですよね」
自身も深い傷を負っていましたが、周囲に助けを求め、消防へ通報。
しかし、救助は難航し、息子が助け出されたのは、およそ2時間後でした。けがをした息子は、現在も入院しています。
佐藤さん:「いやあ、もうすごい。すごいの一言で。すさまじいですね」
2階にある息子の部屋は土砂の流入こそなかったものの、1階部分が潰れた衝撃で物が散乱し、足の踏み場もありません。
佐藤さん:「(Q.これはお子さんの本?)はい、そうです」
佐藤さんが、けがをおしてまで自宅に戻った理由の一つは、息子の好きだった本を取りに行くためでした。
佐藤さん:「僕らに心配かけないように、気丈に振る舞っているんですけど、ふとした横顔を見ると、とても怖そうにしている。好きだったものを、また返してあげることで早く回復できる。早い回復のために(本を)渡してあげることができたらいいなと」
■“違法盛り土”原因か「10年前から…」
今回の土砂崩れを巡って、周辺住民からは、ある可能性が指摘されています。それが「違法盛り土」です。
去年7月、静岡県熱海市で大雨の影響による大規模な土石流が発生。不適切に造成された盛り土の崩落が被害を拡大させたとされています。
近隣住民:「10年ぐらい前から木を切って、上から土砂を落としてるみたいだけど」「度々トラックで土砂というか、土を運んで、山林になってたもんで。そこへ運んで、バーッて」
近隣住民によると、崩れた場所では少なくとも10年ほど前から、木を伐採し、盛り土が行われていたといいます。
2012年、土砂崩れが起きた場所のグーグルストリートビューです。周囲に木がうっそうと茂り、土地の幅は車1台が通れるほどしかありません。
これが去年になると、伐採された木の向こう側に住宅の屋根が見えていて、土地も平らに整地されていました。
浜松市によりますと、この場所に関して、26日までに条例に基づく盛り土の届け出は確認されていないということです。
そのため、違法な盛り土の可能性が浮上しています。
近隣住民:「昔、自治会でも心配して、市と相談して、手を打って下さいとやったらしい」
住民からは、市に対して少なくとも4回、「土が運び込まれている」などの情報提供があったということです。
浜松市・鈴木康友市長:「これまで認識はなかったので、第三者委員会でしっかり外部の人たちに検証してもらわないと、内部でまた不手際があってはいけませんので」
■いまだ続く断水「早く直してほしい」
一方、静岡市清水区では、8割にあたる6万3000軒が断水しています。
26日も給水所には、長蛇の列ができていました。
断水の原因は、水源の興津川の取水口に大量のがれきや流木が詰まったためです。川の水の量がいまだ多く、重機を使った復旧ができていないといいます。
機械での作業が可能となれば、最短4日で生活用水の給水を順次開始できる見込みです。
住民:「食器が洗えない。トイレが流れない。お風呂に入りたい。一刻も早く直してほしいです」「早く元の生活に戻りたいです」
市の上下水道局によると、最初は水が濁っているため飲み水として使えるようになるのは来週半ばになりそうだということです。
(「グッド!モーニング」2022年9月27日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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