公明・山口代表の続投承認 安定運営で党勢の回復狙う(2022年9月25日)
公明党は党大会を開き、8期目となる山口代表の続投を承認し、新たな執行部の体制も発表しました。
異例の14年目に入る山口体制には、来年春の統一地方選に向けた党勢の回復や与党内での存在感維持など課題が待ち受けます。
公明党・山口代表:「これまで培った経験をしっかりと伝え、後進の育成に全力を注ぐ決意であります。全身全霊、たたかい抜いて参ります」
石井幹事長の続投も決まったほか、政調会長には選対委員長を務めていた高木陽介氏が新たに就任しました。
当初、山口代表を含む執行部の世代交代が有力視されていました。
ただ、7月の参議院選挙では前回と比べ比例票が35万票以上減り、党勢回復が喫緊の課題となりました。
そのため、引き続き山口代表をトップに据え、安定した党運営を維持した格好です。
連立を組む自民党との間では、安全保障関連の3文書の改定に向け、来月にも協議が始まる見通しです。
反撃能力の保有や防衛費増額を巡っては調整が難航する可能性もあります。
「平和の党」を掲げる公明党は、連立政権内で存在感を示すことができるのか早速、試されることになります。
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