【ロシアで“動員令”】Google検索で「腕の折り方」急上昇…ロシアで“デモの拘束者”や“学生”にも「招集令状」

【ロシアで“動員令”】Google検索で「腕の折り方」急上昇…ロシアで“デモの拘束者”や“学生”にも「招集令状」

【ロシアで“動員令”】Google検索で「腕の折り方」急上昇…ロシアで“デモの拘束者”や“学生”にも「招集令状」

ロシアで「動員令」に反対する抗議デモが広がっています。デモで拘束された一部の参加者には、招集兵として動員される人に届く招集令状が渡ったとの情報もあります。こうした中、ネット上では招集逃れのためか、「腕の折り方」といった検索も急上昇しているということです。

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ロシアと国境を接するジョージアの検問所では21日夜、ジョージアを目指す車で大渋滞が発生していました。

撮影者
「ロシアからジョージアには進めないようになってる…」

フィンランドとの国境でも、ロシアを離れようとする長い車列ができていました。

ロシアを離れる男性
「まさかこんなことが起きるなんて…この先どうなるか、誰も分かっていない」

ロシアの人々が出国を急ぐワケは、プーチン大統領が発令した「動員令」です。

招集兵として動員される人に届く「招集令状」、いわばロシア版の“赤紙”には、「兵役登録・入隊事務所にお越しいただくようにお願いします」、「パスポート・身分証明書・本招集令状をお持ちください」といった文字が書かれていました。

ロイター通信によると、招集を拒否すれば“10年の禁固刑”を科される可能性もあるといいます。

招集される対象について、プーチン大統領は21日に公開された映像の中で、「予備役の国民だけが兵役のために招集されることになる」と、約30万人の“軍務経験のある予備役”のみと説明していましたが――

招集令状が届いた男性
「軍隊にいたこともないし、徴兵の経験もない。私は軍人ではないし、そうした部署にも属してない」

――どうするつもりですか?

招集令状が届いた男性
「行きますよ。ほかに何ができますか? 行くか、罰せられるかです」

招集された学生
「私はまだ学生なんですよ」

学生の父親
「大統領の命令では、『学生は動員されない』となっていたのに、何が起きているんだ!」

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こうした中、首都モスクワなどで抗議デモが発生しました。21日のデモでは参加者らが「戦争反対! 戦争反対!」とシュプレヒコールをあげていました。

人権団体によると、動員令に反対する抗議デモで拘束された一部の参加者に招集令状が渡ったとの情報もあります。

公式発表では、この“動員令”で30万人が招集されるとしていますが、ロシアの独立系メディアは「実際には100万人の動員を目標にしている」と伝えています。

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こうした中、インターネット上には、招集を逃れるために「腕の折り方を教えるサイト」まで登場しました。そのサイトには「腕を折ります。痛みなしに」という文言と共に包帯をした腕のイメージ写真が掲載されていて、費用は1500ルーブル(日本円で約3500円)と書かれていました。また、「腕の折り方」をGoogle検索する人も急上昇しているといいます。

ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、ロシア国民に向けてロシア語で呼びかけました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「ロシア人にはロシア語で説明する。『抗議しろ、反撃しろ、逃げろ、あるいはウクライナの捕虜になること。これらは、あなたが生き残るための選択肢なのです』」

一方、ウクライナでロシア側が実効支配する東部と南部で始まったのが、“ロシアへの編入の是非を問う住民投票”です。ロシア国内での混乱も続く中、支配強化の試みが進められています。
(2022年9月23日放送「news zero」より)

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