原子力規制委・更田委員長が任期最後の会見(2022年9月22日)
原子力規制委員会の更田豊志委員長は、任期満了を前に最後の記者会見に臨み、安全神話の復活を許さないという姿勢を貫くことの重要性を強調しました。
原子力規制委員会・更田豊志委員長:「私は委員の5年間、委員長の5年間、規制の虜(とりこ)であるとか、安全神話の復活を許さないという、この姿勢は貫くことはできたと思っています」
更田委員長は、福島第一原発事故の前に定着していた安全神話や当時の規制当局が電力業界に支配され「規制の虜」と批判されたことなどを念頭にこうしたことを繰り返さない姿勢は貫けたと総括しました。
一方、エネルギー需給の逼迫(ひっぱく)を背景に原発の新増設などが議論されるなか、規制委は「安全の要求レベルを下げることなく、するべき仕事をするだけ」と規制の独立性を改めて強調しました。
また、次の委員長に就任する山中伸介委員には「ちゃぶ台返し」を恐れず、信念に従った判断をするようエールを送りました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く