【独自】1歳児窒息死で保育園長ら書類送検 市の検証「時間内に食べきることが優先」(2022年9月21日)
1歳2か月の男の子が昼ご飯をのどに詰まらせて死亡した事件で保育園の園長と保育士が書類送検されました。
2020年2月、大阪市城東区の「ゆりかご第2保育園」で、当時1歳2か月の男の子が昼ごはんをのどに詰まらせて窒息して死亡しました。
警察は今年9月20日、保育園が注意義務を怠ったとして業務上過失致死の疑いで園長(59)と元保育士(27)を書類送検しました。調べに対して2人は容疑を認め、「時間内に食べ切って欲しくて口の中にリンゴがある状態でハンバーグも食べさせてしまった」などと供述しているということです。
事故をめぐっては、大阪市が検証部会を立ち上げ、原因などを調査していました。事故当時の状況について報告書には次のように書かれています。
【報告書の内容】
「りんごが苦手で食べるのを嫌がっていたが何とか食べてほしいと思った。ぐずって泣き始め、体をのけぞらせるように嫌がるそぶりをした直後に咳き込み、詰まらせた」
検証部会は、この園では長年好き嫌いをせずに時間内に食べきることが一人一人のペースなどへの配慮よりも優先されていたと指摘しました。
男の子の遺族はMBSの取材に「保育園に通うというのは子どもにとって当たり前のことで、そこで事故が起こるのはとてもつらいことです。事故を風化させず、二度と繰り返さないでほしい」と話しています。
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