埋葬式が行われる『ウィンザー城』へ…女王にとって“お膝元” 映像解説(2022年9月19日)
イギリスのエリザベス女王の国葬は日本時間19日午後7時から、ロンドン中心部のウェストミンスター寺院で始まりました。
◆大平一郎ロンドン前支局長に聞きます。
(Q.国葬を見て何を感じましたか)
約500人の国家元首、君主が集まるというのは、70年間の女王、王室外交の賜物、集大成だと感じます。
このあと、埋葬の式典が行われます。国葬は、ロンドンの中心部で行われましたが、埋葬の式典は、30キロほど離れたウィンザー城で行われます。約2時間かけて移動し、日本時間20日午前0時、敷地内の『セント・ジョージ礼拝堂』で埋葬の式典が行われます。
(Q.30キロの距離を2時間かけて移動します。たくさんの人が沿道にいますね)
進行方向だけでなく、逆の車線に車は走っていません。より人々が見やすいようにしてあるのだと思います。また、この辺は、住宅街になっていて、通常であれば、ロンドンからウィンザー城までは高速道路を使用します。それだと1時間弱しかかかりませんが、今回は、あえて高速を使わないことで、より多くの人に女王のひつぎを見てもらいたいという思いが込められたルートとなっています。
(Q.ウィンザー城は、女王にとって、どんな場所だったのでしょうか)
女王にとって特別な場所と言っていいでしょう。王室の名前は『ウィンザー家』といいまして、まさに、このウィンザーはお膝元と言っていい場所です。ロンドン中心部のバッキンガム宮殿も住居になっていますが、どちらかというと、公的な意味合いの強い場所です。対して、ウィンザー城は、よりプライベートな住居です。エリザベス女王は、ウィンザー城で育ったということもあり、コロナのロックダウン中はウィンザーに避難していました。今年の春ごろには、ウィンザー城に引っ越しました。最後は、故郷で過ごしたいという思いもあったからなのではないかと思います。女王が亡くなる直前の9月に、ウィリアム皇太子も、子どもを落ち着いた環境で、勉強させたいということで、ウィンザーに引っ越したといいます。
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