英女王の葬送ルートにはマンデラ、クロムウェル、チャーチル、そして女王の両親も【コースを詳しく解説】|TBS NEWS DIG
エリザベス女王の棺は国葬後、ロンドン市内を一時間ほどかけて進みます。そのコースを解説します。
エリザベス女王の国葬は現地時間19日午前11時からウェストミンスター寺院で1時間ほど営まれます。
秌場 聖治記者:
「国葬を終えた後、女王のひつぎは再びこの道を通って
議会の方向に向かっていきます。こちらには女王とも親交のあった、南アフリカ初代大統領ネルソン・マンデラさんの銅像もあります。」
「女王のひつぎは弔問の場所であったウェストミンスターホールにまた面して、進んでいくわけですけれども、あちらのほうにあるのがオリバー・クロムウェルの銅像ですね。17世紀の清教徒革命、イングランド内戦ですけれども、その時に議会派を率いて、王党派のチャールズ一世を破った人物です。そのチャールズ一世が死刑を宣告された裁判はまさにそのウェストミンスターホールで行われました。そんなクロムウェルの像を右に見て、葬列は左に折れます。こちらの、ビッグベンの鐘のあるタワーを右に見て、葬列は進んでいきます」
「そうすると左のほうに見えてくるのが、エリザベス女王にとって、最初の首相だった、ウィンストン・チャーチルの像です。チャーチルは首相で国葬になった唯一の人物です。イギリスではチャーチルが、首相では唯一国葬となった人物です。」
「葬列はあちらのほうからホワイトホールと言う道を進んできます。この大きな記念碑は、戦没者慰霊碑です。女王は生前、慰霊の日にここに献花をするのを非常に大切なイベントとして、欠かさず参加をしてきました。こちらは日本で言えば霞が関に当たる官庁街なんですけども、左手に見えて来た黒い柵、これがダウニングストリートつまり、首相官邸のある通りへの入り口です。それを左に見ながら葬列はさらに進んでいきます。」
「ホワイトホールを進んできた葬列はここで左に折れます。ここは、観光スポットとしても有名なホースガーズ、騎兵隊の施設です。その中を、通って葬列はさらに進んでいきます。抜けて来たこの広場はホースガーズパレードといって、女王も出席しての観兵式が行われてきた場所です。2012年のロンドン五輪の時にはビーチバレーも行われた場所です。ここを葬列が進んでいきます。既に、英連邦の国々の旗が並んでいます。」
「葬列はこちらのザ・マルという、バッキンガム宮殿に向かう一本道を進んでいきます。その沿道なんですけれども、こちらにある2つの銅像。手前がエリザベス女王のお母さん(エリザベス王妃)その後ろにあるのがお父さんであるジョージ6世の銅像です。お父さん、お母さんに見守られて、エリザベス女王のひつぎはバッキンガム宮殿へと進んでいくことになります」
ひつぎはバッキンガム宮殿の前を通り、ハイド・パークに突き当たったところで霊柩車に移されます。
そして埋葬地であるウィンザー城に向けて出発します
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