労基署が『永久保存のはずの文書廃棄』…アスベスト被害で死亡した男性の遺族が国提訴(2022年9月15日)

労基署が『永久保存のはずの文書廃棄』…アスベスト被害で死亡した男性の遺族が国提訴(2022年9月15日)

労基署が『永久保存のはずの文書廃棄』…アスベスト被害で死亡した男性の遺族が国提訴(2022年9月15日)

アスベスト被害で死亡した男性の遺族が、関連文書を廃棄されたなどとして、国に損害賠償を求めて提訴しました。

 訴えを起こしたのは2003年に死亡した兵庫県三木市の男性の遺族です。訴状などによりますと、男性は建設現場で飛散したアスベストを吸った影響で中皮腫を発症して死亡し、加古川労働基準監督署に労災認定されました。今年3月、遺族は神戸市の建材メーカーに損害賠償を求めて提訴しましたが、労基署が永久保存しておくべき関連文書を廃棄していたため、遺族は国に対して約300万円の損害賠償を求めています。

 (原告代理人 谷真介弁護士)
 「過去の事実を証明するための生命線・命綱になるような文書ですので、これが廃棄されてしまうということについては非常に大きな損害ということになる」

 アスベスト関連文書の廃棄は、2015年の調査時点で全国で約6万4000件に上ります。

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