巨大!凶暴!“忍者グマ”コードネーム「OSO18(オソジュウハチ)」時間が分かる・痕跡を残さない…驚くべき生態とは|TBS NEWS DIG

巨大!凶暴!“忍者グマ”コードネーム「OSO18(オソジュウハチ)」時間が分かる・痕跡を残さない…驚くべき生態とは|TBS NEWS DIG

巨大!凶暴!“忍者グマ”コードネーム「OSO18(オソジュウハチ)」時間が分かる・痕跡を残さない…驚くべき生態とは|TBS NEWS DIG

巨大で凶暴なヒグマが、北海道に出没。これまでに、牛60頭以上が被害を受けています。クマのコードネームは「OSO(おそ)18」監視カメラで撮影できたのは、3年間でわずか2回のみ…その正体に迫ります。

■牛たちを襲う巨大ヒグマ  体長2m超え 「OSO18」とは?

良原安美キャスター:
北海道・標茶町の牛たちを襲う巨大ヒグマ「OSO18(オソジュウハチ)」の実物大です。防犯カメラに映し出されたれたヒグマを実物大にしてみました。お尻の部分が切れていますが、かなり大きいことがわかりますが、なぜ「OSO18(オソジュウハチ)」と呼ばれているのでしょうか?

このヒグマ最初に被害が報告されたのが、標茶町・下“オソ”ツベツです。そして、前足の跡の幅が“18”㎝あったということで、「OSO18(オソジュウハチ)」となりました。

▼体長推定2m超え
▼体重も推定300㎏超え
▼雄で推定10歳以上

ヒグマの寿命が20年から30年なので比較的若い個体であるということが言えそうです。被害は3年前から確認されています。2019年から2022年8月25日までに、乳牛65頭を襲撃したとみられています。(標茶町・厚岸町)行動の範囲も広く、標茶町の南北に約20㎞、東西に約25㎞にわたって活動しているとみられています。

一般的なツキノワグマと比べてみると大きさの違いは一目瞭然です。さらに立ち上がると、ツキノワグマが1.7mほど、そして「OSO18」は3mほどにもなるということで、およそ倍です。私も170㎝ぐらいなので、ツキノワグマと同じぐらいなんですが、人が横に立つと、さらに大きさがわかっていただけると思います。

井上貴博キャスター:
なんかもうここまで大きさが違うと、違う種というか…

ホラン千秋キャスター:
ここまで大きくなることもあるんですか?

良原キャスター:
ヒグマはツキノワグマよりは大きいのですが、その中でも「OSO18」はかなり大きい個体だということが言われているそうです。

■「OSO18」なぜ捕獲が困難? 時計がわかる?

ここまで3年間にわたって捕獲に至っていないのはどうしてなのでしょうか。実はこの「OSO18」は3年間で2回のみしか防犯カメラに捉えられていないんです。というのも、雄のヒグマというのは警戒心が強いものです。北海道猟友会標茶支部長の後藤勲さんによると「人間を恐れて防犯カメラの位置を把握して逃げているのでは?」ということです。つまり人間がいるエリアをかなり把握しているのではないかということでした。

さらに、「犯行時間」も捕獲が困難な一つの理由になっているようなんです。ヒグマは昼間も行動しますが、主に夜行性です。「OSO18」が獲物を狙う時間というのは、人も牛も寝静まった時間の午後10時から午前2時ということで、北海道猟友会標茶支部長の後藤勲さんによると「人間の行動時間だけではなく牛が寝ている時間も把握して獲物を狙っている可能性がある」ということです。かなり学習能力が高いということが言えそうです。

■まるで忍者 「OSO18」移動した痕跡を残さない!

良原キャスター:
さらに捕獲が困難な理由として、「『OSO18』の行動範囲が想像できない」と北海道猟友会標茶支部長の後藤さんは話します。また、「OSO18」は他とは違う行動をするということです。後藤さんによると「通常なら獲物を捕らえたら、その近くから離れないのがヒグマの習性」。獲物への執着心が強いんだそうです。しかし「OSO18」は、獲物を少し食べただけでその場から離れる。執着心がないので、襲われた牛の近くを探してもなかなか見つからないんだそうです。

さらに、移動した痕跡を残さないという行動もとっています。足跡がつく河原ではなくて水の中をわざわざ歩いたり、舗装された道路に爪痕を残さないように迂回したりする。後藤さんは、「年をとって更にずる賢くなっている。とてつもない難敵だ」とおっしゃいます。

井上キャスター:
不思議なのは、人里に近い・都心部に近いところで、そういう学習をしていくならまだしも、これだけ局所的に特殊な進化をここだけしますかね。

TBSスペシャルコメンテーター星浩さん:
ヒグマは元々学習能力が高いと言われています。だから、段々と蓄積されてきたんじゃないですかね。

■生息拠点が判明も 冬眠を前に危険度高まる

良原キャスター:
ここまで学習能力も高く、なかなか捕獲に至っていないんですが、最近生息拠点が判明したといいます。南知床・ヒグマ情報センターの調査で、必ず立ち寄っているエリアが判明しました。獲物を探す際の拠点とみられているようです。
では捕獲も近いのではないかと思いますが、今の時期は要警戒ということです。この時期、ヒグマは冬眠前です。冬眠は12月から3月、今の時期は寒い時期に備えて栄養を蓄える時期です。そして繁殖期でもあります。雄は雌を求めて行動範囲をより広げて動き回るということで、「OSO18」の危険度が高まっている可能性があると言えます。
北海道猟友会標茶支部長の後藤さんによると「ヒグマの狩りは母グマか…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20220913-6040193)

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