親ロシア派との条約批准を承認 独立承認めぐるロシアの思惑は【news23】
ロシアの最新の動きについて、モスクワ支局長の大野記者に伝えてもらいます。
さきほどロシア上院と下院が親ロシア派との友好条約の批准を承認しました。友好条約には親ロシア派地域にロシアの軍事基地を置くことができると規定され、ロシア軍の駐留などにつながると指摘されています。
今回の独立承認ですが、かなり入念に準備されていたものとみられ、緊急の安全保障会議やプーチン氏の1時間近い演説などが事前に収録され、国営テレビで放送されました。
承認後も親ロシア派地域の住民らが歓喜に沸く様子が繰り返し伝えられていて、こうしたいわゆる“演出”は国民に正当性をアピールするとともに、欧米に対し、安全保障では譲らないという強い姿勢を見せつける狙いもあるとみられます。
今回の承認の背景には、プーチン氏の欧米に対する強い不信感が伺えますが、その欧米との対立が一層深まることは必至で、プーチン政権は今後、その代償に向き合うことになります。
(22日23:17)
#ウクライナ #ロシア
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