「朝、跳ねてる」漁業者を悩ます『エイ』を運河で確認 エサを求めて集まってきたか(2022年9月13日)
神戸市内の運河で「エイ」の目撃情報が相次いでいます。
9月9日の早朝、神戸市の兵庫運河で、水面近くを優雅に泳ぐエイの様子が撮影されました。撮影した人によりますと、30cm以上のエイが約20匹泳いでいたということです。神戸市などによりますと、このエイは「ナルトビエイ」とみられ、去年の秋ごろから頻繁に見かけるようになったといいます。
9月13日午前、取材班が運河に行ってみました。
(記者)
「立派なサイズのクロダイがたくさん泳いでいます」
他の魚はたくさん泳いでいるものの、エイはなかなか現れません。ただ、周辺では…。
(目撃者)
「(Qこの辺でエイ見たことありますか?)あるある!朝、跳ねてる。しっぽがスッと長い」
そこで、しばらく目を凝らして運河を見ていると…。
(記者)
「あっいました、いました。うっすらとエイの影が見えます」
30分ほどの間に5匹のエイが確認できました。須磨海浜水族園によりますと、海水温の上昇などにより、瀬戸内海などではナルトビエイが増加傾向にあるといいます。
実は、ナルトビエイは歯の威力が強く、アサリや牡蠣などの二枚貝を好むエイが漁業関係者を悩ましているケースも。今回エイが目撃された運河では、水質浄化のためにアサリを育てる実験をしていて、エサを求めて集まってきたのではないかとみられています。そのため、地元の漁協ではネットを張るなどの対策をしています。
(兵庫漁業協同組合 糸谷末二郎組合長)
「これ以上増えてきたら何か対策を練らないと。我々にしたらアサリとかの方が大事やからね」
また、ナルトビエイは尾の付け根に毒針があるため注意が必要だということです。
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