“過去最多感染”各地で相次ぐ 東京3124人「全都民にリスク」(2022年1月13日)

“過去最多感染”各地で相次ぐ 東京3124人「全都民にリスク」(2022年1月13日)

“過去最多感染”各地で相次ぐ 東京3124人「全都民にリスク」(2022年1月13日)

 新型コロナの新たな感染者が13日にこれまでで1万5000人を超えました。3124人の感染が確認された東京都の小池知事は、まん延防止等重点措置を国に要請する基準について言及しました。

 各地で相次ぎました。

 島根県・丸山達也知事:「一日あたりの感染者としては過去最高という数字でありまして」

 島根県で確認された新規感染者は101人。

 福井県庁:「これまで(福井県は)過去最高だったのが56人ということでしたので、それを上回って82人となりました」

 山口県・村岡嗣政知事:「本日は新規感染者の発生が218人。過去最多の感染者数となりました」

 また沖縄県では1817人。

 愛媛県では150人といずれも過去最多です。

 東京都では先週木曜日のおよそ5倍となる3124人の新規感染者が確認されました。

 国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師:「感染が急速に拡大しますと、医療従事者、エッセンシャルワーカーを含むすべての都民が、感染者や濃厚接触者となるリスクが高まります。その結果、社会活動の停止を余儀なくされる可能性があります」

 13日に開かれたモニタリング会議で、専門家は感染状況の警戒レベルを2週連続で引き上げ、上から2番目の「感染が拡大している」としました。また、医療提供体制についても一段階引き上げました。

 東京都の過去最多は去年8月の5908人ですが、遠からず更新される恐れがあります。

 国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師:「(増加比の)水準が継続すると、1週間後の1月20日の推測値は8.43倍の一日あたり9576人」

 東京でも再びまん延防止等重点措置や緊急事態宣言が出されることになるのでしょうか。

 東京都・小池百合子知事:「病床使用率20%の段階で重点措置適用について、50%の段階で緊急事態宣言の発出について要請を検討を致します」

 東京都の病床使用率は12日時点で13.7%です。

 大阪では13日に新たに2452人の感染が確認されました。2000人を超えるのはおよそ4カ月ぶりです。

 看護師:「酸素の値、きのう来た時ちょっと低かったから、今どうですか。あ、良かった」

 自治体が用意している宿泊療養施設も対応に追われています。

 名古屋市にあるこちらのホテルでは、感染が落ち着いた去年の秋以降、入所者は多くても5人ほどでした。ところが13日の時点でおよそ300人。

 松山旭看護師:「第5波の時より入ってくる入所者の数がすごく多くなっていて」

 同様に増加が見込まれるのが、自宅療養の患者です。

 後藤厚労大臣は12日、自宅療養中の患者の健康観察や飲み薬の供給体制が全国的に整ったと発表しました。

 後藤厚労大臣:「すべての都道府県においてパルスオキシメーターを自宅療養の開始当日ないし翌日に配布する体制を構築するなど、点検強化がなされている」

 血液中の酸素の値を測るパルスオキシメーター。

 自宅療養者が急増した第5波では各自治体では急ピッチで貸し出しが行われましたが。

 兵庫県、健康増進課・藤原恵美子さん:「12月7日時点で一度チェックを行ったが、その時点で850個が未返却になっている」

 兵庫県では自宅療養者用に3600個のパルスオキシメーターを用意していますが、そのうち850個が返ってきていないといいます。

 兵庫県、健康増進課・藤原恵美子さん:「やはり(返すのを)忘れていたとか、もう壊れてしまって返さなかったとか、ということが多いのではないかなと。今後のパルスオキシメーターの不足にもつながってくるので、できる限り返却して頂きたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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