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東南アジアで猛威の「蚊」 日本企業の画期的撃退法が注目(2022年9月9日)
夏から秋にかけ活発に飛び回る「蚊」。人の血を吸い、感染症を媒介することから熱帯地域などでは危険な存在です。感染対策が重要視されている東南アジアでいま、日本企業が開発した新発想の虫避け剤が注目を集めています。
住宅地に立ち込める白い煙。
タイ・バンコクでは感染症予防のため、保健当局が定期的に殺虫剤をまいていて、こうした光景がたびたび見られます。
人間の血を吸う「蚊」は、マラリアやデング熱など、様々な感染症を媒介することから、「地球上で最も人間を殺す生物」とも言われています。
重症化すれば、命を落とすこともあるデング熱。
WHO=世界保健機関によりますと、年間の感染者は全世界で3億9000万人に上るとみられ、東南アジアでも猛威を振るっています。
有効な治療法がないため、「蚊に刺されないこと」がデング熱の最大の予防法です。
感染対策が重要視されているタイで今、日本メーカー「花王」が開発した虫よけクリームに注目が集まっています。
画期的な仕組みで虫を防ぐというこのクリームのカギとなるのは「シリコーンオイル」です。
画面右側がオイルを塗った状態。蚊が血を吸おうとやってきましたが、すぐに飛び立ちました。一方、オイルを塗らなかった方はそのままとどまっています。
このオイル、蚊の脚に素早く染み込む性質があるため、蚊は肌に長くとどまっていられません。
化粧品にも使われているオイルの特性を利用し、肌の表面を蚊が嫌がる状態に変えるという、新しい発想です。
花王パーソナルヘルスケア研究所・瀧澤浩之研究員:「大学や政府も、殺虫剤の散布やボウフラの駆除など、デング熱をなくすために活動しているが、それでも(タイ国内で)年間10万人が出てしまうのが現状。そこに足りていないのがセルフプロテクション。各々が使いやすい虫よけを日常的に使っていく」
ボディローションのような感覚で、場所やタイミングを問わずに使えるとして、感染症予防に役立つことが期待されています。
東南アジアでは毎年流行しているデング熱。実は日本でも毎年200例ほど確認されています。
ほとんどが渡航先の海外で感染するケースですが、2014年、2019年には国内でデング熱に感染した事例も確認されていて、将来的には、デング熱が国内で流行する可能性も指摘されています。
花王パーソナルヘルスケア研究所・瀧澤浩之研究員:「どんどん温暖化が進んでデング熱はかなり広がってきている。デング熱の蚊の生息域が台湾ぐらいまで来ているので、温暖化が進めば沖縄、本土と進む可能性が十分にある」「(Q.日本人にとっても?)身近なものになる可能性はあります」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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