「包丁で襲った」逮捕の男が新供述 ベランダから飛び降りを強要か 堺市女子大生殺害(2022年9月7日)
ベランダから転落した後も路上で刺され、20歳の女子大学生が刺殺された事件。逮捕された男が新たな供述です。
大田夏瑚さん：「将来は総合病院に就職したいと考えています。様々な症状の患者さんと向き合うことで、常に成長を続けていきたいです」
大田さんを殺害したとして逮捕されたのは自称、大学生の男・山本巧次郎容疑者（23）。
大田さんは室内で襲われた後、ベランダから転落し、さらに路上でも刺されていたことが分かってきました。
不可解な事件、現場を徹底取材しました。
事件が起きたのは先月26日のことです。
現場は大阪府堺市の路上です。建物には血痕も残されていました。
近所の人：「その時は、だいぶ血の痕があった」
「男が女を刺している」との通報を受け、駆け付けた警察官。大学生の大田夏瑚さんが血を流して倒れているのを発見。大田さんは上半身を複数回刺され、病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。
警察は現場で刃物を持っていた山本容疑者を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。
山本容疑者の供述：「殺そうとしたかは思い出せません。2年前から交際を始め同棲（どうせい）していた」
山本容疑者は「大田さんはベランダから飛び降りた」とも供述しているということです。
何らかの事情でトラブルとなった2人。室内で襲われた大田さんがベランダに追い詰められて逃げるために飛び降りた可能性…。
また、考えられる可能性としては、トラブルとなった山本容疑者は大田さんをベランダに追い詰めて飛び降りさせたケースです。
その際にできたものかは分かりませんが、大田さんの両足には多数の傷があったことも分かりました。
同じマンションに住む人も騒ぎを聞いていました。
同じマンションの住人：「（Q.叫んでいた？）わーわー叫んでいた。12時半ごろ警察が家に来て、廊下見たら血が点々とあったから（警察が）事件あったけど、その音聞こえなかったか？と」
また、警察によりますと、大田さんの傷は心臓や肺に達するものもあったほか、右腕や肋骨（ろっこつ）など4カ所が骨折していたということです。
死因は全身を何度も刺されたことによる失血死だったことも分かりました。
警察は大田さんが室内で襲われた後にベランダから転落し、さらに路上でも刺されたとみています。
2人に何があったのでしょうか。
警察は2人の関係やトラブルがあったかなど経緯を調べています。
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