【独自】千葉・市原市議“セクハラ”疑惑で“辞職勧告”…直撃に反論30分「事実誤認」【もっと知りたい!】(2022年9月7日)

【独自】千葉・市原市議“セクハラ”疑惑で“辞職勧告”…直撃に反論30分「事実誤認」【もっと知りたい!】(2022年9月7日)

【独自】千葉・市原市議“セクハラ”疑惑で“辞職勧告”…直撃に反論30分「事実誤認」【もっと知りたい!】(2022年9月7日)

 千葉県市原市の市議会議員が、セクハラとパワハラ疑惑で辞職勧告を受ける事態となっています。市議は6日、勧告後初めて議会に出席し、取材に対し、疑惑について反論しました。

■“ハラスメント”に反論30分「事実誤認」

 6日、千葉県の市原市議会に姿を見せたのは、6月まで市議会の議長を務めていた、岡泉市議(56)です。

 岡市議を巡っては、1日の議会で、市の職員に対してセクハラやパワハラがあったとして、議員辞職勧告決議が全会一致で可決されました。

 千葉・市原市議会:「岡泉議員に対する議員辞職勧告決議について、原案を可決することに賛成する議員の起立を求めます」

 6日、岡市議本人を直撃しました。

 岡市議:「(Q.議員をお辞めになるお考えは?)今のところ、ハラスメント事案に関しましては、弁護士にお願いして、事実誤認であると訴えていますので。その点に関しては、お答えできませんが、辞職することは考えていません」

 およそ30分に及ぶインタビューで、セクハラやパワハラは事実誤認であり、議員を辞めるつもりはないと語った岡市議。

 一方、ハラスメントの調査をし、議会に報告書を提出した副市長は、次のように話します。

 市原市ハラスメント防止対策委員会 委員長・清宮宏之副市長:「私ども、同時に複数の職員が当該議員からハラスメントを受けていたという、被害相談が来てますので。市原市議会が被害職員の面接をして、確かに議員によるハラスメント行為があったという事実認定をしたというのは、これまでの経緯になってます」

■「職員の頭なでた」報告書に“具体事例”

 報告書では、岡市議から職員の男女4人に対するハラスメントがあったとされ、なかでも女性職員Dさんに対するセクハラに関しては、複数の具体的な事例が示されています。

 市原市ハラスメント防止対策委員会が提出した報告書:「(1)職員Dをちゃん付けで呼び、職員Dがやめてほしいと求めるも応じず、職員Dが文書をもって忠告したことでやめた」「(2)職員Dの機嫌を損ねたので、おわびに足を踏んでほしいと言い、幾度か踏むように指示、懇願、強要するなどし、踏ませた」「(3)職員Dを公園に呼び出したうえ、職員Dが求めていないにもかかわらず、スイカ、新型コロナ検査キットを渡し、何かと心配で気になっちゃう。自分を頼りにしてほしい。Dちゃんの止まり木のような存在でいたいということなどの発言をし、職員Dの頭をなでた」

■“証拠音声”やり取りに市議「業務上の仕事」

 市原市のハラスメント防止委員会は、セクハラの証拠として、議長室での岡市議とDさんのやり取りが録音された音声も公開しています。

 岡市議:「どうしても、伝えなければならないことがあるんで。ちょっと、時間をいつでもいいから、作ってもらいたいんだけど。資料があるので…」
 Dさん:「それは、仕事の上でのということでいいですか?」
 岡市議:「最終的に、仕事にも当然関わってくるんだけど…」
 Dさん:「最終的に仕事…?」
 岡市議:「できれば外で、どこでもいいから。コンビニでも、どこでもいいから」
 Dさん:「あ~、ちょっとそれは申し訳ないです。すみません」
 岡市議:「何とかなんないかな?」
 Dさん:「執務室でお話を聞いては、ダメなことなんですか?」
 岡市議:「そう」
 Dさん:「何でですか?」
 岡市議:「それを言うと、時間がもう5分すぎちゃう」

 このやり取りについて、岡市議は、次のように話しました。

 岡市議:「あれは、全く業務上の仕事だと思います」「(Q.2人きりで話がしたいという内容だが?)当然です。ある調査をしていましたので。その調査に関連して、公務員は守秘義務もありますけど、犯罪を認知してしまうと、告発の義務を負ってしまうので。そういった資料を見せる予定だった」

 岡市議によると、当時、市議会における政務活動費の不正受給を調査していて、Dさん以外に知られるとまずい資料を、市役所の外で渡したかったのだといいます。

■市議が46枚反論文「ちゃん付けは慎重に行う」

 千葉県市原市の職員に対してセクハラやパワハラがあったとして、議員辞職勧告を受けた岡市議。

 議会が認定した1人の職員に対する複数のセクハラ事案について、46枚にわたる反論文を提出しました。

 “ちゃん付け”で呼んだことについて…。

 岡市議:「ちゃん付けに関しては全く事実と異なる。私はちゃん付けするには、慎重に行う。とにかく、相手の同意をもらう。現にDに対しても」

 足を踏ませたことについて…。

 岡市議:「機嫌を損ねたので、足を踏んで欲しい?これも、事実と大きく異なる。どうやったら指示、懇願、強要といった表現になるのか、全く分からない。非常に不愉快である」

 「気になっちゃう」と言い、頭をなでたことについて…。

 岡市議:「『気になっちゃう』とか、気持ちの悪い発言は、私の口から出るとは、記憶どころか記録にもない。頭なでなでしていない」

 議員辞職をするつもりはないという岡市議。ハラスメントを否定し、裁判で争うとしています。

 市原市民からは、次のような声が聞かれました。

 市原市民:「誠実に、この問題と向き合ってもらって、そのうえでどうするべきなのか、行動で示してほしい」「女性としては言ってほしくない。嫌ですよね。自分が言われたとしたら。節度ある態度で、仕事に臨んで頂きたいなと思います」

(「グッド!モーニング」2022年9月7日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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