【事故】車3台と自転車…1人死亡「車の中に人が飛び込んできた」
東京・江戸川区で6日朝、車3台と自転車1台が絡む事故があり、自転車に乗っていた男性が死亡しました。事故の直前、現場近くの防犯カメラにはスピードを出して走る車が映っていました。
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警視庁によると、6日午前7時半ごろ、東京・江戸川区の路上で車3台と自転車1台が絡む多重事故が起きました。
現場を撮影した映像では、自転車はグニャリと折れ曲がり、周囲には靴などが散乱しています。さらに、反対車線側を見ると、ワゴン車が横転した状態で建物に突っ込んでいました。現場には他にも、タイヤがパンクした白の乗用車と、後方のガラスがなくなってしまった青い乗用車が止まっていました。
また、事故現場の100メートルほど手前に設置された防犯カメラには、青い車と白い車が通過した約10秒後、猛スピードで走り抜けるワゴン車が映っていました。
青い乗用車に乗っていて、事故に巻き込まれたという人は「あちら側から来て、そこの交差点を左折しようとしたら、いきなりガシャーンと自分の車がいって、後ろからいっぱいガラス片が飛んできた」と話します。
この事故で、自転車に乗っていた石元英嗣さん（40）が病院に搬送されましたが、その後、死亡。また、ワゴン車を運転していた男性（58）が意識不明の重体で搬送されました。
現場は見通しのよい片側1車線の直線道路で、広い自転車専用通行帯があります。
近所の住民によると、車や自転車の通行量は多いものの「自分で車で走るけど、危険だというのはないよね」といいます。また、「こんな大惨事は初めて。初めてですね、この辺では」と話す住民もいました。
今回の多重事故は、どのようにして起きたのでしょうか。警視庁によると、ワゴン車が自転車専用通行帯を走っていた自転車にぶつかり、その後、前を走っていた白の乗用車に衝突しました。衝突された白い乗用車が、左折しようとした青の乗用車に“玉突き”でぶつかりました。
さらに、事故のきっかけとなったワゴン車が、ぶつかったはずみで横転し、反対車線を乗り越えて、建物に突っ込んだということです。
交通事故に詳しい専門家、交通事故鑑定ラプター・中島博史氏によると、ワゴン車は時速80キロほどで走行していたとみられています。レッカー移動する際には、大破した様子が確認できました。
当時の状況について、事故に巻き込まれたという青い乗用車の運転手は「車の中に人が飛び込んできた。自転車に乗っていた人。（ワゴン車の運転手については）なんであんな運転をする人がいるのかなって」と話しました。
ワゴン車に乗っていた運転手の男性は搬送後、意識を取り戻し、「くも膜下出血」と診断されたということです。警視庁は、事故の原因を詳しく調べています。
（2022年9月6日放送「news every.」より）
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