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“西村大臣マニュアル”波紋…元秘書官「奴隷のような役割」現役官僚「不自然でない」(2022年9月6日)
経済産業省から流出した一枚の文書。先月、西村康稔経産大臣が福島県に出張した際の事案を踏まえて作成された、いわば「大臣対応マニュアル」です。
■弁当購入部隊とサラダ購入部隊「二手に分かれ対応」
「取扱注意」とされたその文書には、様々な注意点が詳しく記されています。
例えば、お土産購入に関する項目では…。
大臣対応マニュアル:「大臣は、お土産の購入量が非常に多いため、荷物持ち人員が必要。また、お土産店を移動して買い物をすることも想定されるため、会計は1人ではなく、複数人で対応できる体制が必要」
さらに、帰宅時での対応については…。
大臣対応マニュアル:「大臣は、夕食を購入するために、駅構内を散策。弁当購入部隊とサラダ購入部隊の二手に分かれて対応」
■元秘書官「奴隷のような役割」 現役官僚「慣習的」
いささか大げさにも思えますが、かつて秘書官を務めていた官僚の一人は、こう証言します。
元秘書官:「西村大臣にお仕えする際には、あらゆる要求に応じることが求められる。秘書官というよりは奴隷のような役割だ」
ただし、現役の官僚の一人は、こうしたマニュアルを作るのは、さほど不自然なことではないといいます。
現役官僚:「マニュアル的な文書を作るというのは、役所特有の文化でもあるので。いかにつつがなく業務を遂行するのか、ロジを完璧にするのかという意味では、ああいうもの(マニュアル的な文章)を作るというのは慣習的に元々ある」
ロジとは、様々な「段取り」のこと。そこに「完璧」を求める霞が関の風土が「弁当購入部隊」と「サラダ購入部隊」を編成させるに至ったというわけです。
■街の声「わざわざ」「1人でいい」「違和感ない」
こうした対応に、街の人からは、次のような声が聞かれました。
会社員(20代):「わざわざ書類にまとめることではないのかなと思いました」
会社員(30代):「一番気になったのは、お弁当を買うのと、サラダを買うので部隊を分けるという、普通の一般人からすると、そんなの1人でいいのではないかと思う」
会社員(50代):「トップや重役が来る時はある程度、過剰なくらいに準備をするので、特に違和感はないです」
(「グッド!モーニング」2022年9月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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