安倍元総理の“国葬” 「桜を見る会」設営業者が企画・演出…1億7600万円で落札(2022年9月5日)
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安倍晋三元総理大臣の国葬について、「桜を見る会」を5年連続で設営した会社が、企画・演出することが分かりました。岸田文雄総理大臣は4日、「適正な手続きのもとに落札された」と説明しています。
■“事前の打ち合わせ”過去に野党追及
2日に国葬の企画・演出を落札した、東京・豊洲のイベント会社「ムラヤマ」。安倍元総理主催の「桜を見る会」を、5年連続で設営した実績があります。
しかし、桜を見る会については、入札前にムラヤマと内閣府が“打ち合わせ”をしたとして、野党から内閣府に厳しい追及が行われました。
立憲民主党・山井和則衆院議員：「事前に打ち合わせがあったことは、極めて不適切ではないかと思います。どのような打ち合わせをしたのか」
内閣府・担当者（当時）：「前年の桜を見る会について、どういった気付きの点があったのか、お聞きする場であったと。何か、内閣府から入札・公告に関する情報を伝えたことではございません」
野党は、事前の打ち合わせは、落札業者が決まっていたからではないかと問い詰めます。
山井議員：「入札の1カ月前に面談するのは、誰が見ても事前の打ち合わせじゃないか」
内閣府・担当者（当時）：「不適切だったとは思っていません」
国葬の落札について4日、岸田総理は次のように述べました。
岸田総理：「武道館で、こうした事業を担うことができる業者は、4社ほどに限られていると聞いているなかで、入札が行われた。結果として、この会社が落札をした」
業者が決まり、準備が本格化する国葬。政府は2億5000万円もの支出を決めましたが、いまだ全容不明の「警備費」で、総額が膨れ上がる可能性もあるということです。
（「グッド！モーニング」2022年9月5日放送分より）
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