「重みを考えてほしかった」旧統一教会の2世信者が証言 教団の“人権侵害”と安倍元総理に訴えたかったこと|TBS NEWS DIG #shorts
旧統一教会の信者を親に持ついわゆる2世信者が、野党のヒアリングで証言しました。関連団体にビデオメッセージを送った安倍元総理に伝えたかったこととは…
■2世信者が語った、教団の“人権侵害”
1日、立憲民主党が開いたヒアリングで、旧統一教会の2世信者2人が証言しました。
2人は共通して、教団や親から“人権侵害”を受けてきたと訴えました。
両親が旧統一教会信者 Aさん(20代):
本人は信仰したいわけではないのに、信仰を強要させたり“脅し”をかけられたり。「告白面接」の強要、性交渉や自慰経歴の全て告白。あとは断食の強要を1日から7日。
Aさんは“宗教”であることを理由にSOSが見逃されやすい環境にあると指摘します。
両親が旧統一教会信者 Aさん(20代):
幼いときは断食させられても、「こんなもんか」みたいな感じで、小さい頃からそういう生活に慣れてしまってるので、甘受してしまう。周りの人の話を聞いてると、児童相談所に被害を発信したとしても、「宗教の問題だから」と鼻で笑われて、対応されなかったっていう人も(いた)。
教団を脱会した小川さんも幼い頃から信仰を強要されてきたといいます。
両親が旧統一教会信者 小川さゆりさん(20代・仮名):
礼拝や行事の参加は強制的にさせられていました。父に無理やり肩を引っ張られて、肩が脱臼したようなときもありました。
熱心な信者だった両親が献金を続けたため、貧しい生活を強いられてきたといいます。
両親が旧統一教会信者 小川さゆりさん(20代・仮名):
自分自身においては給与を取り上げられてきました。高校時代から卒業後の数年間アルバイトで稼いだお金、合計で200万近く親に渡してきました。
こうした中、小川さんは教団が安倍元総理など政治家と接点を持っていたことは以前から認識していたといいます。
立憲民主党 柚木道義衆院議員:
安倍元総理はどういった存在か?
小川さん(仮名):
(旧統一教会は)宗教ではないと私は思っていて。反社会的カルト団体、人の家族を苦しめて平気な顔をしている。そのような団体に関わっている重みを、亡くなってしまわれましたし、責めることはできないが、被害者である自分としては本当に考えて欲しかったなと思います。
証言した2人は、高額献金などを規制する法律を「超党派で整備してほしい」と訴えました。
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