【異例】北海道の“指定文化財” 3000万円で売りに(2022年9月2日)

【異例】北海道の“指定文化財” 3000万円で売りに(2022年9月2日)

【異例】北海道の“指定文化財” 3000万円で売りに(2022年9月2日)

 古民家の取り引きが行われるサイト。写真付きで紹介されている、このページには「北海道指定有形民俗文化財 横山家」と書かれています。希望価格は3000万円です。

 道南の江差町にある「横山家」はおよそ160年前に建てられ、北前船の交易で栄えた当時の暮らしぶりを今に伝える、貴重な建物です。

 8代目当主・横山敬三さん:「そこの写真のように、約40年前までは海だった。家の中からポンと海に入って泳いでいた。あそこの所から波があった」

 4年前に、その歴史を伝えてきた8代目の敬三さんが亡くなった後、閉館しました。

 町によりますと、その後、横山家側から「公で今後維持していってほしい」との話がありましたが、無償での譲渡に相続人から異議が出たため、話がまとまりませんでした。

 そんななか、明らかになった突然の売り出し。北海道の教育委員会は、「所有者が変わることに問題はない」としながらも、困惑気味です。

 北海道・教育委員会:「道指定の文化財を売却することに、違法性はないが、売り出されるのは聞いたことがない」

(「グッド!モーニング」2022年9月2日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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