井上議員“賛同会員”退会…山際大臣「秘書が旧統一教会信者で窓口」の報道(2022年9月1日)

井上議員“賛同会員”退会…山際大臣「秘書が旧統一教会信者で窓口」の報道(2022年9月1日)

井上議員“賛同会員”退会…山際大臣「秘書が旧統一教会信者で窓口」の報道(2022年9月1日)

 自民党が、旧統一教会や関連団体との関係を一切持たないとする方針を表明するなか、井上義行参院議員が旧統一教会の賛同会員を退会したことを明らかにしています。

 旧統一教会との関係を断つ。自民党は、党の基本方針とすることを決定しましたが、どこまで可能なのでしょうか。

 自民党・井上義行参議院議員:「私がご支援頂いたのは、世界平和連合」

 旧統一教会に選挙の支援を受けていた井上義行参議院議員は、1枚の文書を公表しました。

 井上義行氏の公式Twitterから:「きのう8月30日付けで、世界平和統一家庭連合の賛同会員を退会しました。今後は党の方針に従って、一切の関係を断ちます」

 賛同会員をやめたそうです。ただ、そもそも賛同会員とは何なのでしょうか。

 ジャーナリスト・鈴木エイト氏:「統一教会は信者のランクを10個に分けている」

 井上議員は7月の参院選当選後、こう話していました。

 自民党・井上義行参議院議員:「統一教会に入信はしていません。政策について賛同を得たということで、賛同会員ということになりました」

 井上議員が旧統一教会の考えをしっかりのみ込んでいたことが分かる音声があります。投開票日の直前に出席していた旧統一教会の「神日本第1地区責任者出発式」というイベント。そこでの井上議員のあいさつです。

 自民党・井上義行参議院議員:「本当に選挙戦を行って全国5地区回りました。本当にどこに行っても、本当に温かく見守って頂き、そして多くのエネルギーをもらいました」

 井上議員が口にした「全国5地区」。そしてイベントの名前。これは旧統一教会独自の日本の捉え方です。

 ジャーナリスト・鈴木エイト氏:「教団は2018年以降、12地区に分かれていた日本の地区を統合して、全国を5つに分けて5地区と。神の使命を負った日本の地区、日本の5つの地区という意味で神日本という言い方をしている」

 井上議員は3年前の参院選では8万7946票で落選し、今回は16万5062票で当選しています。この8万票の差は旧統一教会によるものなのでしょうか。

 ジャーナリスト・鈴木エイト氏:「統一教会の日本の信者数は、教団側は公称60万人と言っているが、実際には10万人しかいないんですね。そのうち、投票権・選挙権がある18歳以上の人間が大体8万人」

 1日、野党が行ったヒアリングに出席した今も教会に通う2世信者は、こう証言します。

 今も教会に通う2世信者(20代):「今回の参院選でも特定の議員さんに対して、教会全体として応援しているので、今回はこの人にお願いしますと。井上義行さんです」

 一方、こちらの大臣。

 経済再生担当・山際大志郎大臣:「私自身が、旧統一教会や関連団体と関係があるわけではありません」

 と言いつつ、何度も旧統一教会に絡むイベントに出ていた山際大臣。

 また新たな接点が浮かび上がりました。

 週刊新潮によると、長年、私設秘書を務める30代の男性が信者で旧統一教会との窓口になっていたのではないか、と言うのです。

 ジャーナリスト・鈴木エイト氏:「私が得ている情報では、事務所内にかなり統一教会の信者が入り込んでいる。秘書として登用していた」

 山際大臣側は現時点でこの件についてコメントを出していません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事