第7波新型コロナ病床の現実 高齢者が感染きっかけで持病悪化 医療現場の負担重く|TBS NEWS DIG
東京・文京区の東京医科歯科大学病院。新型コロナの中等症病床は、24床がほぼ満床です。入院患者の9割近くが高齢者です。
こちらの80代の女性は認知症やリウマチを患っていて、新型コロナに感染し、入院しました。
「どこかつらいところないですか?大丈夫?座る練習をしてみましょう」
この日、入院してから初めて起き上がることができました。
「座れた座れた、やったー」
今、コロナ病床では持病のある高齢患者が多く、看護に加えて介護も必要となっています。
東京医科歯科大学病院 酒井朋子医師
「コロナ第7波になってからはコロナが重症化したというより、コロナを機にご本人の疾患が重症化して入院されている方が多い印象をもちます」
第7波ではコロナをきっかけに持病を悪化させる高齢者が多いといいます。肺がんを患う70代の男性もその1人です。
「片道だけでも結構息切れますか?」
「切れるね」
病棟ではコロナに加え、透析を必要とする腎臓病やがんの治療まで幅広く行われ、現場の負担が重くなっています。
東京医科歯科大学病院 酒井朋子医師
「コロナ陽性でコロナの治療をしつつ、ベース(持病)の治療をコロナ病棟の中でしなくてはいけない方が非常に多い。以前より治療が複雑化していると思います」
人工呼吸器などをつける患者が入院する重症病床もほぼ満床です。
東京医科歯科大学病院 酒井朋子医師
「重症者はまだまだ増えていて、日々、重症者の患者さんたちがお越しになる。重症者が減ってくる気配は全くこちらでも感じられていない」
重症者は感染拡大のピークから遅れて増えるとされていて、医療現場の戦いはしばらく続きそうです。
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