【猛烈】台風11号 来週 西日本に? 離れた本州でも今年一番の大雨(2022年9月1日)

【猛烈】台風11号 来週 西日本に? 離れた本州でも今年一番の大雨(2022年9月1日)

【猛烈】台風11号 来週 西日本に? 離れた本州でも今年一番の大雨(2022年9月1日)

 台風11号は、再び猛烈な勢力に発達し、沖縄県の宮古島の南から南西方向に進んでいます。一方、秋雨前線の影響で台風から離れた本州でも大雨となっていて、広島や金沢で今年1番の激しい雨となっています。

 フロントガラスを打ち付ける雨。1日午後、沖縄県石垣島で撮影された映像です。

 猛烈な台風は、長い期間、沖縄の周辺にとどまるとみられます。

 台風に最も近い宮古島では、天気が大荒れとなり、島からは観光客も住人の姿も消えました。
  
 ホテルには思わぬ光景が。3台のダンプカーが入口を囲んでいて、飛んでくるものからホテルを守っています。

 警戒するのは、風速20メートルを超える風です。

 空港では一面に防護ネットが張られ、強風対策に余念がありません。空港の中には、わずかな観光客の姿が。
  
 福岡から来た人:「那覇まで行けると思うが、その後飛べるのか。自分たちの予約が夜なので不安」

 台風の影響で、一部の便は欠航。他の便も天候状況を見ての判断です。先月31日に宮古島に来たばかりだという男性は…。

 きのう宮古島に来た人:「台風だからいまチケットとって、きのう来てきょう帰る。ちょっと宮古島見られた。初めて来たけど、ちょっと見られた」「(Q.やりたかったことはできた?)全然できない」

 一方、石垣島の上空には時折、雷が。吹き荒れる強風で、木々も本来の姿を保っていられません。道路を打ち付けるように降る大雨は、強風で波打つように流されていきます。フェリーは、今月4日までの全便が欠航になりました。

 衛星がとらえた台風。分厚い雲の中心には、台風の目がはっきりと確認できます。

 先月31日の夕方から夜にかけて、沖縄本島に最も接近した台風11号は、しばらく沖縄周辺で停滞し、その後、北上し、西日本に接近する恐れもあります。

 31日夜、台風が最も接近した那覇市の国際通り。一夜明けても、「居座る台風」への警戒を強めたままです。なにせ、この風です。シーサーも飛ばされないよう、ぐるぐる巻きに固定。至る所で、風対策が取られていました。

 市民の暮らしに影響も出始めています。スーパーでは、台風の長期化を見据え、保存食品を中心に品薄になっていました。

 栄町りうぼう・城間綾子さん:「万が一停電した場合、お湯とか電気もなしでそのまま食べられるので、パンの需要が結構ある」

 意外なものもなくなっていました。沖縄風のお好み焼き。台風になると、決まって売れるんだとか。

 栄町りうぼう・城間綾子さん:「家にある材料で作られたりするので、よく食べられていますね」

 今月1日は、台風本体から遠く離れた場所でも、激しい雨に。県内の一部に避難指示が出されていた石川県では…。排水作業が追い付かず、水があふれ出ています。そのあふれ出た水で、道路は川のようになっています。

 雨の様子を馬たちが見つめます。馬事公苑では厩舎(きゅうしゃ)が浸水。

 金沢市では当時、1時間に40ミリを超える今年一番の激しい雨が降っていました。七尾市では川が増水。住宅の軒下すれすれまで水が迫っています。さらに、水が道路にあふれ出している場所も。ここは普段幅の広い道路です。それが1日は、どこが道路か分からないほど、冠水していました。

 1日の日本列島は、降っていないところがないほど、全国的に雨です。これは台風や湿った空気の影響で、秋雨前線が活発化したのが原因です。

 岐阜県の競輪場でも午後になって雨が強まりました。雷も鳴っていたため、一部レースの出走が遅れたということです。

 兵庫県内では、およそ4750軒で一時停電しました。兵庫県姫路市では、時間を追うごとに雨が強まり、姫路城が雲の中に消えてしまいます。

 1日は各地で雷が。鳥取、大阪、そして広島。静岡県沼津市では、降り続く雨で、道路が冠水。

 この大気の不安定な状態は、全国的に夜遅くまで続き、さらに雨が強まる可能性があります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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