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「寝てる乗客起こせず…」川崎市営バスで車いす客の“乗車拒否” 運転手を訓戒処分(2022年8月31日)
川崎市営バスで去年11月、運転手が車いす利用者の乗車を拒否していたことが分かりました。運転手は車いすを止めるスペースにある座席で別の乗客が寝ていて「乗客を起こせなかったため」と説明しています。
去年11月20日、川崎区にある停留所から川崎駅行きの市営バスに乗ろうとした車いす利用の50代男性に対し、60代の男性運転手は「この後に空いているバスが来る」などと伝え、乗車を拒否しました。
川崎市交通局によりますと、当時、およそ70人乗りのバスに15人ほどが乗っていましたが、車いすを止めるスペースの座席には別の乗客3人が座り、寝ていたということです。
運転手は乗車を拒否した理由を「夜勤明けの方がよく利用するバスで、寝ている乗客を起こすのも悪いと思い気を遣った」などと説明しているということです。
車いすの男性はおよそ12分後、後続のバスに乗車しましたが、市営バスの営業所に連絡し乗車拒否が発覚しました。
これを受け、関東運輸局は今月30日、川崎市交通局に対し、当該のバスを30日間の使用停止処分としました。
市の交通局は運転手を訓戒処分にしたということです。
市の交通局の車いす利用者に対するマニュアルでは、座席をはね上げて車いすを止めるスペースを確保することになっていて、運転手は寝ていた乗客に座席の移動を依頼する必要がありました。
また、バスには車いすのマークとともに「車いすご利用のお客様にこの座席をお譲り下さい」と注意書きがあり、車いすを止めるスペースであることが乗客にも分かるよう示されていました。
川崎市交通局塩浜営業所・山田誠副所長:「車いすをご利用のお客様が安心してご利用頂けるように全運転手に車いすの設置の仕方など、改めて周知・徹底して参りたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>



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