【旧統一教会】「国民の信頼揺らぎ…率直におわび」“接点”で岸田総理が陳謝(2022年8月31日)
岸田総理は自民党議員が旧統一教会との関係を点検した結果を公表することなどを茂木幹事長に指示しました。茂木氏は、関係を切れない議員については「同じ党では活動できない」とし、離党を求める考えを示しました。
岸田文雄総理大臣:「今、率直に申し上げて、政治に対する国民の皆様の信頼が揺らいでいると深刻に受け止めております。私が先頭に立ち、政治への信頼回復に取り組まなければならない」
岸田内閣の支持率は急落しています。大きな要因はもちろん、旧統一教会の問題です。
岸田文雄総理大臣:「閣僚等を含め、自民党議員について報道を通じ、当該団体と密接な関係を持っていたのではないか。国民の皆様から引き続き、懸念や疑念の声を頂いております。自民党総裁として、率直におわびを申し上げます」
ちょうど1カ月前の岸田総理は、総理としても、党総裁としても対応する様子は見せていませんでした。
岸田文雄総理大臣:「政治家の立場からそれぞれ丁寧に説明をしていくことは大事だと思っています」
ところが、その6日後。
岸田文雄総理大臣:「まずしっかりとそれぞれ点検してもらい、適正な形に見直すこと、これを指示したい」
そして、前倒しで臨んだ内閣改造では、関係を認めた閣僚7人を交代させたものの、新たに閣僚や副大臣、政務官らで次々と接点が明らかになりました。
岸田総理がようやく踏み込む姿勢を見せたのが1週間前です。
岸田文雄総理大臣:「自民党総裁としては、もう一段踏み込んだ実効的な体制の整備を始め、必要な指示を行っていきたいと考えております」
自民党は31日に開いた役員会で旧統一教会とは関連団体を含め、一切関係を持たないとする方針を決定しました。
自民党・茂木敏充幹事長:「仮に守ることができない議員がいた場合には、同じ党では活動できないと考えています」
茂木幹事長はこれまで、党として議員を調査する考えは示していませんが…。
自民党・茂木敏充幹事長:「(Q.自民党はすでに所属国会議員にアンケートを始めて…)アンケート調査はやっていません」「(Q.関係を調べ、調査を始め…)調査ではありません」
各議員の「点検結果」を集約し、講演や資金のやり取り、選挙協力があった議員は氏名を公表するとしています。
自民党・茂木敏充幹事長:「(Q.求めている点検項目の中に、団体と関係のある秘書の受け入れや、政策などの提言を受けたかどうかがなかったが問題はない?)そういったものを全部分けてやったら、相当膨大なものになる。私がこれまで見たアンケート調査、各党の聞き取り等々と比べると、最も詳細であるのは間違いない」
ただ、あくまで議員自らによる点検です。
接点は当人が説明していなかったものも、次々と明らかになっています。
山際経済再生担当大臣:「報道に出ているものを見る限り、私が出席したと考えるのは自然だと思います」
そして…。
岸田文雄総理大臣:「(Q.旧統一教会との関係の中心には常に安倍元総理の存在があったりとか、安倍元総理との関係を検証するなどの考えは?)安倍総理がどのようなこの関係を持っておられたのか、ご本人が亡くなられた今、十分に把握することについては限界があるのではないか」
自民党の方針に旧統一教会、世界平和統一家庭連合は…。
世界平和統一家庭連合:「友好団体と長年付き合いがあったという観点からすれば、あのように言われることは非常に残念に思っています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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