【歴史に足跡】“ソビエト”最後の指導者ゴルバチョフ氏死去 ウクライナ侵攻に懸念も(2022年8月31日)
東西の冷戦を終結に導いたゴルバチョフ元大統領が亡くなりました。91歳でした。
ロシアが「ソビエト連邦」だった時代の最後の指導者。ゴルバチョフ元大統領。
ウクライナの戦争をどう見ていたのでしょうか。2016年、クリミア紛争についてこう述べていました。
クリミア紛争について語るゴルバチョフ氏:「私たちは、ウクライナで起きている出来事を心配しています」
ゴルバチョフ氏は、旧ソ連の書記長に就任すると、ペレストロイカと呼ばれる政治・経済改革を断行。西側の首脳と渡り合い、東西冷戦を終結に導きました。
1990年にはノーベル平和賞を受賞。その翌年…。
ライサ夫人とともに来日。街は大騒ぎとなりました。
大統領を退いてからも再び来日。夫婦で浅草を見物する様子などが映像に残っています。
ライサ夫人との別れ…。1999年のことでした。
生前、ゴルバチョフ氏はプーチン大統領のやり方をこう論評。
プーチン大統領について語るゴルバチョフ氏:「2回大統領をやり、首相も1回。もう十分でしょう。周りが“お友達”ばかりになる。彼は『恐怖』を用いて政権を維持できると目論んでいるが、そうはいきません」
核兵器については…。
核兵器について語るゴルバチョフ氏:「最も大事なことは核兵器を使わないことだ」
ゴルバチョフ氏が代表を務める財団は、今年2月26日に声明を発表。「人の命に勝る価値はない」、ウクライナ侵攻が始まった直後に「一刻も早い戦闘行為の停止」を求める立場を明らかにしていました。
ゴルバチョフ氏が息を引き取ったのは30日。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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