吉村知事「まん延防止など要請は“感染者数”も考慮」急激な感染者増で医療危機を危惧(2022年1月12日)
1月12日に大阪府では新たに1711人の新型コロナウイルス感染が判明しました。また、1人の死亡が確認されました。
1週間前の1月5日(水)の感染者数は244人で、前週よりも約7倍に増えていて、1000人を超えるのは去年9月15日に確認された1160人以来です。また、大阪府の1月11日時点での入院者数は675人。軽症・中等症の病床運用率は31.3%で、重症者数は5人。重症病床の運用率は2.5%となっています。
1月12日に1700人を超える感染者数の確認を受けて、大阪府の吉村洋文知事は次のように話しました。
(大阪府 吉村洋文知事 1月12日)
「オミクロンの感染の拡大力。これが非常に強いとまさにそれをものがたっています」
急激に拡大する感染者の数について大阪市内で街の人に話を聞きました。
(60代男性)
「増える速度がすごすぎて、ちょっと想像がつかないです」
(大学生)
「去年の10月にようやく大学始まったなという感じだったので、またなくなったら途方に暮れますね」
(大学生)
「3月に大学の卒業式があるので、それがなくならないかが心配です」
沖縄県では医療従事者などが濃厚接触者となり欠勤が相次いでいます。吉村知事は「オミクロン株」感染者の濃厚接触者の自宅待機の期間ついて14日間から短くするよう国に要請する考えを示しました。
(大阪府 吉村洋文知事 1月12日)
「別の意味で医療の危機というのが、生じうるのではないかと危惧しています。オミクロン株は潜伏期間は3日程度とされています。3日程度の潜伏期間とされているのに14日間ずっと自宅待機というのは、科学的にもどうなのかと思います」
そのうえで「まん延防止措置」や「緊急事態宣言」の国への要請については感染者数急増による医療危機が生じる可能性があるとして『重症者数や病床使用率だけでなく感染者の数も考慮する』との考えを示しました。
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