東京で“飲食制限”スタート 初日夜・・・繁華街に泥酔客&路上寝も【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年1月12日)

東京で“飲食制限”スタート 初日夜・・・繁華街に泥酔客&路上寝も【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年1月12日)

東京で“飲食制限”スタート 初日夜・・・繁華街に泥酔客&路上寝も【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年1月12日)

オミクロン株の急拡大を受け、東京都は11日から、飲食店の利用人数を「1テーブル8人以内」から「4人以内」にするよう要請しました。また、非認証店の酒類提供は午後9時までと呼び掛けていますが、午前0時を過ぎても酒を飲む客の姿も見られました。

■初日の夜「4人以内」困惑も・・・

 11日、新たに962人の感染者が確認された、東京。飲食店の人数制限は、これまで認証店では「1テーブル8人以内」でしたが、11日から「4人以内」にするよう要請しました。

 会社経営者:「最初は15人で来る予定だったんです。きょう、こういうふう(制限)になっちゃった」

 この男性は急きょ、2人で飲むことに予定を変更したといいます。店側も対応に追われています。

 おさかな本舗「たいこ茶屋」・嵯峨完大将:「8人席だと、4人と4人で分けて(テーブルを)離して、座って頂くが、実際どれくらい距離を離せばいいのか。当然、同じグループですから(席を離しても対角線上で)、こちらとこちらで話もなされるでしょうし。約40センチ、これぐらい離せばいいかな?感覚的なこと(しかできない)ですけどね」

 今回の制限は、特措法に基づかない協力要請で、罰則はありません。

 おさかな本舗「たいこ茶屋」・嵯峨完大将:「しょうがないな、こういう時は耐えるしかないよ・・・」
 店員:「お酒・・・出せなくなりますかね?」「なるよ、絶対なるよ。このままいったら・・・」

■非認証店に“要請”も深夜まで・・・

 午後10時半を回り、渋谷センター街では、多くの人が駅の方へと向かっていますが、その中には街の奥の方へと進んでいく人もいます。

 東京都は認証していない飲食店に対して、「酒類の提供は午後9時まで」「1テーブル4人以内」と要請しているが、午後9時をとっくに過ぎた深夜に、店内で酒を楽しむ人の姿がありました。

 サラリーマンでにぎわう新橋では、認証店のステッカーが貼っていない店が、午後9時半をすぎでも酒を提供しているようでした。

 別の店でも、午後9時以降も酒を飲み、1つのテーブルに5人以上というグループが多くみられ、ほとんどの店はほぼ「満席」状態になっていました。

■初日の夜に泥酔客・・・路上転倒

 夜の渋谷では、街の至る所で、「路上飲み」をする若者の姿がありました。

 地下鉄につながる階段で寝転がる若い男性。声を掛けても起きないため、警察に通報すると、寝ていた男性は、通報中に女性にもたれ掛かりながら、フラフラと帰っていきました。

 他にも、フラフラして壁にもたれ掛かる若い男性。すると突然、酔っぱらい、地面に倒れ込みました。近くを通った人が、男性に声を掛けます。

 その後、男性は自力で階段を下りようとしますが、階段で足を踏み外したのか、バランスを崩し再び倒れ込みます。その後、自力で電車に乗って帰っていきました。

■PCR行列 那覇で100メートル60人

 一方、3連休明けの11日、各地のPCR検査場には、順番待ちの長い列ができていました。

 那覇市安里にあるPCR検査センターでは、検査を受けに来た人たちによる長蛇の列ができています。

 那覇市のPCR検査センターには予約が殺到。長さ約100メートル、60人ほどが列を作りました。

 また、「まん延防止等重点措置」が適用されている山口県岩国市では、11日に臨時のドライブスルーの検査会場が開設され、長い車列ができました。

 冷たい雨が降りしきる都内のPCR検査場にも、列ができていました。防護服を着た職員も傘を差し、並んでいる人を誘導しています。

 雨のなか、検査を受けに来た人に理由を聞いてみました。

 広島に帰省していた男性:「今年、成人式で実家に帰ってたんですけど、広島ってまん延防止も出たので。帰った2日後ぐらいに(成人式が)延期になっちゃって。買ったスーツも、どうしようかって言いながら帰ってきて」

 成人式に出席するため、4日から実家の広島に帰っていた男性。帰省した4日の時点で、109人だった広島の感染者数は急拡大し、10日には過去最多の672人になりました。

 広島に帰省していた男性:「きょうから大学だったんですけど、不安になって、とりあえずPCR受けておこうかなって」

 帰省先でコロナに感染していないか不安になり、検査を受けに来たといいます。

■38度でPCR・・・3連休で陽性率20%

 都内の医療現場でも、感染者数の増加を目の当たりにしています。

 上柳圭一医師:「もしもし、往診医の上柳です」
 コールセンタースタッフ:「女性の方、お昼ごろから悪寒と、熱は38度まで上がったということです」

 夜間や休日の訪問診療を行う医師グループ「ファストドクター」。全身の痛みや発熱などを訴える30代の女性の自宅へ向かうと、同居している男性(30代)も体調が悪化していました。

 上柳医師:「(男性は)38度ちょうどですね、やはり2人とも、つらい熱が出ていますね。のどを診させてもらっていいですか。のどはきれいですね」
 男性:「(2人で)沖縄に年末行っていたので、コロナかどうか心配だった」

 年末に滞在していた沖縄県で、感染が急拡大。体調悪化に不安を感じたため、PCR検査を実施。翌日、2人は陽性だったことが分かりました。

 ファストドクターによると、症状を訴える患者の陽性率は、年末に2%前後でしたが、10日までの3連休には、20%を超えました。

 自宅療養への対応も増え続けています。

 今月1日に陽性が判明した都内の40代男性。喫煙者で重症化のリスクがあるため、医師の判断で、中和抗体薬の「ソトロビマブ」が投与されました。

 心拍数や血圧などを確認しながら、慎重に治療が進められていました。

 今後さらに自宅療養者が増える場合、スタッフの人員を増やすことも検討しなければならないといいます。

 ファストドクター代表・菊池亮医師:「PCR検査の結果、一定数、オミクロン株の患者はいます。まだ先が、どのくらいで落ち着くか、現状では予測がつかない」「(Q.必要なことは?)行動制限、それぞれの感染対策の徹底。3回目のワクチン接種を推進していく」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2022年1月12日放送分より)

[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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