【イノシシ”出没”】複数の警察官が捕獲を試みるも…埼玉の住宅地には「ツキノワグマ」が…
26日朝、京都市中京区に体長約1メートルのイノシシが現れ、駆けつけた警察官に体当たりするなど一時、騒然となりました。今月は、岩手県盛岡市で市街地にクマが現れ、首都圏の埼玉県飯能市でもツキノワグマが捕獲されています。なぜ、生活圏に近いところでのクマの目撃情報が相次いでいるのでしょうか。
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京都市中京区で撮影された“大捕物”。26日午前10時すぎ、体長約1メートルのイノシシが現れました。イノシシは駆けつけた警察官に“体当たり”。かみつこうとしたのか、口を大きく開いて近づいていました。
「危ない、危ない」
複数の警察官が、さすまたを手に捕獲を試みますが、イノシシはそれを軽快にかわしました。
「ちょっと離れよう」
激しい攻防の末、網をかぶせられ捕獲されました。麻酔で眠らされたイノシシは、山奥に運ばれ逃がされたということです。
目撃者
「向こうからイノシシがガーッてきて、警察官が敷地内によせて、20分くらい戦ってました」
京都の中心部を一時、騒然とさせたイノシシ。警察や消防によると、60代の女性がイノシシに服を引っ張られ転倒し、軽いケガをしたほか、イノシシがぶつかり、店のガラス扉が割れる被害があったということです。
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人の生活圏に突如現れる野生動物。それはイノシシだけではありません。岩手県盛岡市では12日、体長1メートルほどとみられるクマが市街地に現れました。クマはフェンスを軽々とのぼり、走り去っていきました。
撮影者
「危なかったなと思いますね」
北海道羅臼町の国道でも18日、クマの姿がありました。サイドミラーにつかまって車を揺さぶり、車が去った後には道路の真ん中で“仁王立ち”する様子も見られました。
また、クマによるとみられる被害も出ていて、山形県鶴岡市では23日、小屋の壁の一部がはがされ、内側にあったハチの巣が荒らされたということです。
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こうした“クマの脅威”は首都圏でもありました。
被害に遭った住民 加藤安夫さん(71)
「ここからクマが入ったんですよ。コイのえさを食べに来たんですよね」
埼玉県飯能市で今月、クマの出没情報がありました。コイのいけすがある小屋に網戸を破いて侵入し、荒らしていったということです。
被害に遭った住民 加藤安夫さん(71)
「(網戸は)こちらも破かれたし、向こう側も破かれたし、もうめちゃくちゃの状態」
さらに、クマはその翌日にも侵入。こうした事態を解決するため、市がワナを設置したところ、20日にクマを捕獲しました。市によると、捕獲されたのは体長約130センチ、体重80キロほどのオスのツキノワグマだということです。
飯能市のクマ捕獲数は去年0頭でしたが、今年はすでに3頭目です。
近隣住民
「みんなびくびくしていますよね。散歩ができないです」
市は猟友会と連携し、人里にクマがやってこないようにパトロールをして警戒を強めています。
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なぜ、生活圏に近いところでのクマの目撃情報が相次いでいるのでしょうか。
森林総合研究所・東北支所 大西尚樹さん
「この時期に、街の中心部にクマが出てくるというのは、若いオスが母親から離れる、いわゆる親離れをして、新しい場所を求めているケースが多いです。気がついたらこんなところに出てきてしまったと」
また、クマは嗅覚が非常に優れているため、食べ物のにおいにつられて近寄ってくることもあるということです。
これからの季節、クマは冬眠のため、えさを求めて山の中を歩き回るといいますが、市街地でも引き続き警戒が必要です。
(2022年8月26日放送「news every.」より)
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