“バス横転炎上”運行会社会見「運転ミスなのでは」(2022年8月24日)
名古屋の高速道路でバスが横転・炎上。2人が死亡し、7人がけがをした事故から一夜明けた23日、バスの運行会社が初めて会見を開きました。
あおい交通・松浦秀則社長:「申し訳ございませんでした」
死亡した2人は司法解剖の結果、成人男性と推定され、死因は焼死の可能性があることが分かりました。
このうち1人は、運転手の大橋義彦(55)さんとみられます。
■運行会社「運転ミスでは…」
あおい交通 野口営業所・松田吉彦運行主任:「多くの車が進路変更を行うところですので。この箇所は十分に気を付けて、走行しなければならないところ」
松浦社長:「分離帯にぶつかったこと自体は、運転ミスなのではないだろうか」
大橋さんは入社以来、事故が起きた路線を担当していて、健康状態も問題なかったといいます。
捜査関係者によりますと、バスは出口に向かう車線を時速およそ60キロで走行していたところ、緩やかに曲がり、分離帯に衝突したとみられています。
現場には、ブレーキや急ハンドルを切った跡が残っていないことから、大橋さんの体調に何らかの異常が起きて、意識を失った可能性などがあるということです。
■後方窓から乗客“6人脱出”
一方、運行会社はバスから脱出した乗客に話を聞いていました。
松田運行主任:「おそらく間一髪的なところで、脱出ができたんだろうと思います。いわゆる逃げ出すことに精一杯だったと伺っている」
バスの非常口は右側に設置してあるため、横転すると上を向いてしまい、乗客は車内から外に出るのは困難でした。
捜査関係者によりますと、乗客6人はバスの後方の窓から外に逃げたということです。窓は衝撃で割れたのか、乗客が割ったのかは分かっていません。
こうしたなか、警察は23日、運行会社に家宅捜索に入りました。過失運転致死傷の疑いで、運転手の勤務状況などを調べる方針です。
(「グッド!モーニング」2022年8月24日放送分より)
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