「勝手口から外に」2歳男児不明から3日 “身長80cm”目線で検証(2022年8月23日)

「勝手口から外に」2歳男児不明から3日 “身長80cm”目線で検証(2022年8月23日)

「勝手口から外に」2歳男児不明から3日 “身長80cm”目線で検証(2022年8月23日)

 富山県高岡市で2歳の男の子・高嶋怜音ちゃんが行方不明になって23日で3日が経ちます。身長およそ80センチの怜音ちゃんの目線だと現場はどのように見えるのでしょうか。検証しました。

 わずか5分ほど目を離した間に、行方が分からなくなった2歳の高嶋怜音ちゃん。

 最後に目撃されたのは富山県高岡市の住宅街にある自宅でした。

 20日夜、父親は外出していて怜音ちゃんは姉と母親と3人で入浴。風呂から出て、母親はまず怜音ちゃんの髪を乾かしました。

 午後6時40分。この時、怜音ちゃんが2階の部屋にいるのが確認されています。

 そして母親が、姉の髪を乾かしていた時でした。

 怜音ちゃんが居なくなったことに気付いた母親。すると、1階の勝手口のドアが開いています。

 すぐに近所の公園に探しに行っても見つからず、午後6時47分、110番通報したのでした。

 わずか5分ほど目を離した間に怜音ちゃんの姿が消えたのです。

 その時間、富山県には大雨警報が出ていました。

 自宅周辺の防犯カメラを見ると、午後7時ごろ、雨は小康状態ですが辺りはだいぶ暗くなっています。

 怜音ちゃんの父親:「(姉の)ドライヤーしていた時に音に気付かなかったんですけど、2階から階段を下りて1階に行って、そのまま勝手口を自分で開けて外に飛び出した。2歳で自分でできることが増えたこともあって、玄関の鍵を自分で開けてみたりとか、自分でドアノブをちょっと開けて脱走しようと試みたりというのは多々ありました」

 警察によりますと、怜音ちゃんは身長およそ80センチ。水色のパジャマ姿で、靴は履いていなかったとみられます。また、自分の名前を答えることはできないそうです。

 捜索を手伝う地元の人から、こんな話が聞けました。

 高池町自治会・石田勉副会長:「(警察から)警察犬で追っかけたら、においでその辺までいったと(聞いた)。福田神社、真向かい。子どもが行けない距離じゃない。家があそこですからね」

 警察に取材すると、怜音ちゃんの行方が分からなくなった20日、警察犬の捜査で怜音ちゃんのにおいが、自宅からおよそ500メートルの福田神社辺りで反応したというのです。

 仮に、自宅から怜音ちゃんが歩いて行ったとして、福田神社までの道を“怜音ちゃんの目線”で歩いてみました。

 夜7時ごろの街灯も少ない暗い道を、2歳の子が歩いていたとしたら、非常に危険ではないでしょうか。

 そして、福田神社に到着するも、近くには川が流れています。

 高池町自治会・石田勉副会長:「72時間のタイムリミット迫っている。早く見つけて家族のもとに返してあげたい」

 23日、怜音ちゃんの祖父は我々の取材に対し、「両親は時間が経ってきてかなり落ち込んでいる」と話していました。

 怜音ちゃんの父親:「とりあえず早く帰ってきてほしいという一言です。早く『おかえり』と言ってあげたいです」

 警察は引き続き、捜索を続けるとともに情報提供を求めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事