「移住者大歓迎」アルプス望む長野“絶景の町”…1週間無料で生活体験 200万円補助も【もっと知りたい!】(2022年8月23日)

「移住者大歓迎」アルプス望む長野“絶景の町”…1週間無料で生活体験 200万円補助も【もっと知りたい!】(2022年8月23日)

「移住者大歓迎」アルプス望む長野“絶景の町”…1週間無料で生活体験 200万円補助も【もっと知りたい!】(2022年8月23日)

 コロナ禍で地方への移住に関心が高まるなか、移住希望者を取り込もうとするアルプスを望む小さな町が奮闘しています。200万円の補助金に、1週間の無料生活体験。さらには、仕事まで世話してくれるという、その中身とは?

■「半農半X」にピッタリ!長野・飯島町

 人口9000人余りの長野県飯島町。南アルプスと中央アルプスの
2つの山脈を望み、米やそば、花や果物など農業が盛んな町です。

 2年前、千葉県船橋市から家族4人で飯島町に移り住んだ松井芳昭さん(52)。移住を決めた理由は、畑が自分のものになることでした。

 今は賃貸の住宅で生活し、庭に作った畑で家庭菜園を行っています。

 いずれは大きな畑を持ち、自給自足をしながら自分の趣味に時間を使う「半農半X」の生活を送りたいと考えていた松井さん。飯島町は、その夢にピッタリな制度を持つ町でした。

 松井さん:「農地の取得って難しいけど。家に隣接している農地であれば、一定の広さまで取得可能という町の条例があって、それが決め手」

 この制度を使って住宅を購入し、自分にちょうど良い大きさの農地を手に入れることを目指しています。

■「仕事あります」脱サラ→アスパラ農家に

 一方、移住からわずか2年で、本格的な農家になった家族もいます。

 南アルプスの麓でアスパラの収穫作業を行う工藤さん夫妻。2年前に脱サラし、飯島町に移り住みました。移住を後押ししたのは、「仕事があること」だったといいます。

 工藤奈津美さん(38):「都会の人ごみに疲れて、田舎暮らしってどうだろうくらいの興味で(参加した)移住説明会で。飯島町に仕事ありますというのが、大きく書いてあり」

 町の「仕事あります」という言葉に誘われての移住。当初はアスパラ農家をするとは考えてもいなかったそうです。

 工藤夏樹さん(40):「色んな人に会わせてもらったので、知り合いもできて。(アスパラ農家で)やっていけそうだなというイメージも湧いた」
 工藤奈津美さん:「まだ収入のあがらない農家ですが…」

 地域住民の協力のもと、飯島町で農家として新たな人生をスタートさせました。

■“築100年”古民家を自らリフォーム

 町には、「憧れの古民家を手に入れる」という夢を叶えた夫婦もいます。

 ほとんど屋根と骨組みだけとなった古民家。修復作業に取り組むのは、新家さん夫妻です。

 新家淳史さん(66):「今まで住んでいた所も全部売り払って、ここに骨をうずめるつもりで2人で来ました。たまたま中古で見つけた物件が、こちらの古民家です」

 リフォームするため、壁や天井を剥がしたところ、100年以上の歴史を持つ家だということが分かりました。

 新家淳史さん:「これまでの仕事と違った仕事ですが、挑戦してみたいなということでやっています」「(Q.これまでの仕事は?)銀行員をしていました」

 予算を抑えるため、可能な限り自分たちの手で作業を行っています。

 妻・敦子さん(65):「こっちは吹き抜け状態にしようと、でもこの板の上は瓦なので。断熱するのが大変だと、(夫が)文句言っています」
 新家淳史さん:「(Q.2人で意見がぶつかることは?)もうしょっちゅうです」

 そんな時は、妻・敦子さんの意見を尊重するのがうまくいく秘訣だそうです。

 新家淳史さん:「(Q.司令塔はどちらですか?)こっちです、奥様です。そっちの方がうまくいくかもしれないし」

 新家さんは、小型のショベルカーを運転するための免許も取得。屋根の上の作業も自らこなし、本格的なリフォームを進めています。

■1週間なら“無料” 移住生活体験

 移住者を何とか呼び込もうと力を入れる飯島町。この春から大胆な取り組みも始めました。

 飯島町・下平洋一町長:「新しく家を建てる時の支援金を200万円、あるいは増築しなきゃいけないといった時も、その支援金として200万円」

 飯島町が家の購入やリフォームなどに補助する最大200万円。その対象となるのは、世帯主か配偶者が49歳以下で2人以上の世帯です。

 下平町長:「やっぱり、若者ですから、(お金は)切実な問題。そのぐらい皆様方をお待ちしてますよという熱意の表れ」

 さらに、補助金だけではありません。なんとタダで移住生活を体験できる秘策まで用意していたのです。

 中央アルプスを望む絶景を前に並んだ、箱型のトレーラーハウス。町が用意したもので、本気で移住を検討している人を対象に、1週間なら無料。月々1万8000円で、最大6カ月まで貸し出ししています。

■「夢は民宿経営」教員退職→移住準備

 実際、このトレーラーハウスを借り、移住生活を体験中の家族がいました。

 神座想さん(32)は、東京の中学校で英語の教員をしていましたが、この春に退職。何度かトレーラーハウスを借りつつ、移住に向けた準備を進めています。

 妻・紗綾子さん(33):「自然、田舎の空気だったりのほうが、元々好きだった」
 神座想さん:「娘が年長で、小学校に上がるタイミングで、移住したいなと思ったのが一番大きい」「こっちに冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機がそろっている。こっちにベッドルームがあります」

 滞在中は、地元住民らと交流しています。

 地元住民:「もう完全にこっちに決めた?」
 神座想さん:「9割9分、そう考えてるんですけど。最後のちゃんと考える時間として、移住体験してます」

 移住体験のお陰で、スムーズに地域に溶け込めた神座さん。現在、夢である民宿の経営を行うための土地を求めて、町中を探し回っています。

 神座想さん:「50カ所以上、見たうちで何カ所かあって、今一番、引かれているのはここで。いっぱい見られるのも、トレーラーハウスを拠点にして、楽しいことがいっぱいできるなと、ワクワクしています」

(「グッド!モーニング」2022年8月23日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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