岸田総理も感染…地方相次ぐ“過去最多” 最前線の医師語る新型コロナの「変化」とは(2022年8月22日)
お盆期間を境に地方での新型コロナの感染者が急増しています。22日から新学期を迎えた地域では何が起きているのか深掘りしました。
松野官房長官:「けさの時点では平熱に下がり、少しせきが出る程度になったと聞いています」
旧統一教会と政治家とのつながりが報じられ、永田町が揺れるなか、21日夕方、岸田総理の新型コロナ感染が判明しました。公務にも影響が出ています。
松野官房長官:「(アフリカ開発会議には)オンラインなどの形で出来る限り多くの行事に参加する方向で調整しています」
現在は、総理公邸にある私邸で療養中です。
東京都で22日新たに確認された感染者は1万5085人。先週の同じ曜日に比べ、8050人減りました。
重症者は21日から2人減り、36人です。
しかし第7波は収まる気配を見せません。神奈川県では…。
職員:「夜熱出ませんでしたか。昨日は出なかったですか」
自宅療養者への対応に追われていました。
神奈川県の感染者数は前の週の同じ曜日と比べると、3日連続の増加傾向。県によりますと、自宅療養者は推定で10万人を数えるといいます。
そこで、新たな対策です。これまで県は自宅療養者全員に対して、電話などで健康観察を行ってきました。
しかし、今月9日から65歳以上の高齢者や、基礎疾患のある人などに限定して健康観察を行うことにしたのです。
味覚障害がある自宅療養者に連絡:「普段10割とすると何割くらいご飯食べられる?おいしくないね。それじゃあ…。多分1カ月とか様子を見て、良くならないようだったら皆、皆耳鼻科に行っている」
神奈川県自宅療養担当・萩原竜太郎課長:「よりハイリスクの人によりしっかりとしたアプローチができる。時間をかけて話を伺うこともできるのがメリット」
現在、健康観察は重症化リスクが高い3万人ほどが対象となっています。
一方、気になるのは地方でのコロナの動向です。これは、ここ1週間の感染者数の平均を記した地図。夏休みの帰省などが影響したのでしょうか。お盆前の1週間と比べ、地方を中心にほとんどの県で増加となっています。
一足先に新学期を迎えた北海道。
児童が持参したのは、健康チェックシート。夏休みの間、毎日体温を記録したものです。札幌市の太平南小学校では、新型コロナの影響などで25人が欠席や出席停止となるなか、始業式が行われました。
児童:「(福島の)ハワイアンズというスパリゾートに行った。(ウォーター)スライダーが3時間待ちとかだった」「最近はコロナの人数も増えてきたので、感染症対策と手洗いうがいは気を付けました」
北海道はお盆後の19日に過去最多の感染者数を記録。最前線で患者を診る医師は危機感を強めています。
とよひら公園内科クリニック・藤本晶子院長:「いきなりの高熱、39℃、40℃で、それまでそうでもないっていう人が急に増えまして、電話の問い合わせもすごく増えた。小学校、中学校あたりが始まると、ワクチンを接種していない世代が拾ってきて家庭内感染というケースも」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く