【北九州市・母娘刺傷】SNSで知り合い”アプリ”で住所把握? 17歳少年が襲撃か

【北九州市・母娘刺傷】SNSで知り合い”アプリ”で住所把握? 17歳少年が襲撃か

【北九州市・母娘刺傷】SNSで知り合い”アプリ”で住所把握? 17歳少年が襲撃か

福岡・北九州市で母娘が刺された事件で、現場には直後の列車事故で死亡した17歳少年の血痕や学生証、スマホが残っていました。窓ガラスや玄関ドアの一部が割られていたことも判明。被害に遭った女子高校生は少年と知り合いだったとみられています。

■窓ガラスや玄関ドアの木枠が破損
福岡・北九州市の住宅で13日夜、この家に住む37歳の母親と15歳の高校1年生の娘が指された事件。母親は、「帰宅したら若い男が出てきて刃物で刺された」と話しています。

通報した人は「うちに逃げ込んできて」「ピンポンと鳴って、母親と妹が出たら、血だらけの女の人が立っていた」と振り返ります。助けを求めた家には、ポストや玄関など至るところに、血の痕が残されていました。

警察によると、午後10時前に2人は帰宅。玄関のドアが開いていて、中から出てきた男に刺されたといいます。その後、男は逃走しました。

また15日夜、警察の調べで、1階の窓ガラスや玄関のドアの木枠が割られていたことが新たに分かりました。

■事件の30分後…踏切で少年が死亡
刺された娘が逃げ込み、通報した近所の人は「血だらけ。『刺された』って言っていて。(高校生の娘は)腹と手を刺されて『痛い痛い』って言っていた。意識はあった」。2人は重傷ですが、意識はあるということです。

通報した人は「(逃げた男は)見てない。(刺された娘が)来て、親父と僕と妹の彼氏は木刀とかバット持って走ったけど、人影はなかった」とも話します。

この時、事件現場近くの踏切では、男性が巻き込まれる人身事故がありました。

13日午後11時ごろに撮影された写真では、踏切で電車が止まり、警察や消防の姿が写っています。2人が刺された現場から約700メートル離れたJR南小倉駅近くの踏切で、事件の約30分後に人身事故が起きました。死亡したのは、東京に住む17歳の少年でした。

■SNSで?…娘「知り合いの少年に」
捜査関係者によると、刺された高校生の娘と知り合いだったとみられます。事件直後、刺された娘も「知り合いの少年から刺された」と話していたといいます。

通報した人
「刺された時に『どうしたんか』ってうちの家族が聞いた時に、SNSを通じて(知り合い)、怖いというか嫌だったから連絡を絶ったら、来たみたい」

娘は、少年がGPS機能付きのアプリを通して住所を把握していたのでは、とも話しているということです。

またその後の調べで、刺された現場に少年の血痕があったことや、学生証やスマホが残されていたことが新たに分かりました。

警察は、少年が2人を刺して逃走した男と同一人物であるとみて捜査を進めています。
(2022年8月15日放送「news zero」より)

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