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住民を巻き込む戦争が再び…沖縄戦を経験した日系米兵の思い|TBS NEWS DIG
NO WARプロジェクト「つなぐ、つながる」です。77年前、アメリカ兵として沖縄戦に投入された97歳の男性が、当時の状況を語れるのは「自分しかいなくなってしまった」とJNNの取材に応じました。戦争について、若い世代に伝えたいこととは。
「戦争」とは、ほど遠い光景が広がるアメリカ・ハワイ。
ロシアによるウクライナ侵攻に、心を痛める男性がいます。ハワイで生まれ育った日系2世のシンエイ・ギマさん(97)。多くの日系人と同じく、アメリカ兵として戦うことを志願し、第二次世界大戦を経験しました。
元アメリカ兵 シンエイ・ギマさん
「ロシアは故意に住民を標的にしているようですが、ウクライナと沖縄は住民が戦火に巻き込まれる点で非常によく似ています」
ギマさんが所属した陸軍情報部=MISは、日本語を使って捕虜の尋問などにあたった日系人部隊。
ギマさんは1945年4月、沖縄に投入されます。国内で唯一、地上戦が行われ、およそ24万人が死亡した沖縄は両親の出身地で、当時、祖父母や親せきも住んでいました。
元アメリカ兵 シンエイ・ギマさん
「夜の警備では通常、不審な物音がしたら撃ちます。しかし、(沖縄での)指示は『止まれ』『止まらないと撃つぞ』(と言えと)、沖縄の住民を守るためです。私は感銘を受けました」
沖縄の方言を扱うことができたギマさんは、たった10人の選抜要員として“住民を守る”役割も担いました。
しかし、日本軍の投降を呼び掛けていた久米島で思いもよらない事態が…
元アメリカ兵 シンエイ・ギマさん
「投降を呼び掛けるビラを届け出た人が、日本軍に殺されました。アメリカに協力する人をスパイと呼んだのです」
スパイ容疑で日本軍に殺害された住民は20人。
悲惨な現場を目の当たりにしたギマさんは、人間を人間でなくしてしまう、戦争の恐ろしさを感じたと言います。
元アメリカ兵 シンエイ・ギマさん
「(日本軍の)兵曹長は狂ったようでした。住民を殺して家に入れ、火をつけました」
ギマさんらの部隊の存在は1972年まで極秘とされ、激戦地で負った心の傷から、経験を語りたがらない人もいました。
しかし、戦争体験者が少なくなる中、記憶の伝承は、ハワイでも見直されつつあります。今年からは高校生が日系人元兵士を取材し、地元の有力紙の記事として連載する取り組みが始まりました。
連載企画を提案 ジェイーナ・オオマエさん
「個人の体験を伝え続けることで、若い世代の会話のキッカケができ、過去から学ぶこともできると思います」
悲惨な戦争を繰り返さないよう「過去」から学ぶことを歓迎するギマさん。一方で…
元アメリカ兵 シンエイ・ギマさん
「いま、ウクライナの民間人を救おうとすれば、武力しかありません。私たちは、いまなお、戦争から逃れられないのです」
世界は決して平和とは言えない、その「現実」と向き合ってもらいたい、ギマさんは、そう願っています。
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