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大阪公立大附属病院の新病院長が決まらない…理事長側は“新規定”で候補者に条件追加(2022年8月12日)
開学から4か月以上が経っても大阪公立大学附属病院の新病院長が決まっていません。事態はさらに泥沼化しそうです。
大阪公立大学附属病院の新しい病院長をめぐっては、今年1月に病院長選考会議が、当時大阪市立大学の学長だった荒川哲男氏(72)の推薦を決定。しかし任命権者である西澤良記理事長が選考のやり直しを要求して、現在も院長不在の状況が続いています。
(病院長選考会議 河田則文議長(当時) 今年3月)
「(理事長が)明らかに介入といいましょうか、内部の委員に関してはかなりの圧力をかけられています」
そうした中、理事長側は8月12日、病院長選考の新たな規程を作り、再び選考を開始したと発表しました。新たな規程では、候補者の条件に「大阪市立大学の学長を務めた経験がないこと」や「就任予定日に満70歳未満であること」が新たに盛り込まれていて、72歳の荒川前学長は候補者になれません。
この新規程について選考委員会のメンバーは「病院長の選考は必要だと思うが、新規程の内容には納得していない」と話しています。
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