創業83年目前“老舗映画館”も焼失…「北九州の台所」ようやく鎮火(2022年8月11日)

創業83年目前“老舗映画館”も焼失…「北九州の台所」ようやく鎮火(2022年8月11日)

創業83年目前“老舗映画館”も焼失…「北九州の台所」ようやく鎮火(2022年8月11日)

“北九州の台所”とも呼ばれる『旦過市場』の火災は、出火から丸1日近く経って、火が消し止められました。4月にも火災が発生し、お盆を目標に進めてきた復旧作業が、ようやく終わろうとする矢先の出来事でした。

今回の火災では、戦前からある映画館が全焼しました。小倉昭和館は、九州地方を代表する映画館の一つです。全国からファンが足を運び、そのなかには、文化人や著名人も多く含まれていました。創業は1939年。空襲も生き抜いた名画座でした。
小倉昭和館・樋口智巳館主:「今月20日で創業83年の記念日だった。この街の居場所になりたいと、ずっと思っていた。映画を上映するという場所だけでなくて、居場所としてと思っていたので、その居場所をなくしてしまって、申し訳ないです。本当に申し訳ない思いでいっぱい」

旦過市場は、大正時代から続くといわれていて、今でも100軒以上のお店や飲み屋が連なります。昭和レトロあふれる風情と人情が人気の場所でした。ただ、今年4月にも大きな火災があり、1900平方メートル、42店舗が焼けたばかりです。

焼けた場所は、4月とは違う場所ですが、市場の人たちは落胆を隠しきれません。
旦過市場の関係者:「このお盆中に片づけが終わって、そろそろ復興という話をしていたばかりだった」
旦過市場の関係者:「びっくりというか、がっかり」

火災は、発生から約22時間後、午後7時に鎮火しました。焼失面積は、約2000平方メートル、けが人はいませんでした。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事