“お盆休み”スタート 帰省ラッシュ、行楽地もにぎわい 感染対策は(2022年8月11日)
感染対策をしながらの3年ぶりに行動制限のないお盆休みとなりました。各地でにぎわいをみせています。一方で南の海上には台風の卵が発生、お盆に関東を直撃する恐れが出てきました。
福島県喜多方市、観光客が息を飲んだのが畑一面に咲いた250万本のひまわり。
観光客:「きれいで感動しましたね。同じ方向を見て咲いているところがとてもかわいいです」
行動制限のない3年ぶりのお盆休みが、11日から本格的にスタートしました。
ふるさとや行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュは、ピークを迎えました。大きな荷物を抱えた、家族連れらが行き交う東京駅。
愛媛に帰省:「花火たのしみー」
島根に帰省:「スイカ割りとか畑の手伝いとか楽しみです」
東海道新幹線の予約席数は、去年と比べて3倍以上になりました。
愛媛に帰省:「ワクチンを3回、姉は4回打っていきます」「(Q.楽しみなことは)海を見に行くこと。あとは向こうで、スイカとメロンをたくさん食べようと思います」
女の子は、真夏の大冒険です。
静岡に帰省:「(Q.どこにいく)浜松、一人で行く。ばあばと一緒に楽しい所に行くの」
一方、空の玄関口では11日は、午前の便が満席になるなど、混雑した状態が続きました。
空港にも一人で遠出する女の子が。
秋田県に一人で帰省:「7歳、2年生」
でも、搭乗時刻が近付いてくると…。
秋田県に一人で帰省:「こわーい…。楽しみにしていたけど来たら急にドキドキしてきた」
全日空によると、お盆期間の予約数は去年のおよそ1.6倍。コロナ前の8割程度まで回復しているそうです。
大阪の伊丹空港では、手荷物検査場の前に長い列が…。
すると、退屈だったのか子どもたちはスーツケースをクルクル。
沖縄の空港では、あちこちで感動の再会。
沖縄へ帰省:「(帰省で)お盆は初めてかも、いつもシーズンを外していたので」
祖母:「(Q.久しぶりに娘と孫と会えてどう)久しぶりにね、泣かれそうで不安です」
一方で、帰省や旅行による感染に不安を感じている人もいます。
九州へ帰省:「シニア世代というか家族は結構高齢なので、ここで受けて帰れば、安心して帰れるかな」
10日、全国では新型コロナの新規感染者の数が初めて25万人を超えました。
感染対策を行いながら、観光地はお盆シーズンの客を迎い入れます。
徳島県の夏の風物詩「阿波踊り」。3年ぶりに、屋外で客を入れて12日から始まります。
ただ、座席の数は75%に制限される場所もあります。舞台上でも踊り手の間隔を広げるなど、感染対策を徹底しています。
観客:「(Q.どうですか、3年ぶりの阿波踊りは)やっぱり徳島の夏が来たなと、いい感じ」
踊り手:「こういう状況なので、感染対策はしっかりして、我々ができる100%をお客さんに見せて、皆で楽しめたらいいなと」
11日は山の日、各地では山登りする人の姿が…。
北アルプスの玄関口、岐阜高山市。山の魅力を尋ねると…。
登山客:「えー!なんだろう言い表せない。しんどいんだけど、いいですね」「やっぱ一番思うのは仲間ですね」「(Q.じゃあ毎年?)いやそれが始めたてで、きょう行く所も初めて。安全登山で頑張ります」
神奈川県の大山にも、たくさんの登山客が訪れていました。
山の中腹まで運行しているケーブルカーは乗車できる人数を3割減らし、本数を増やして感染予防です。
ケーブルカーの乗客:「1時間とか並ばないといけないのかなと思ったらわりと簡単に…数分待てば乗れたので良かった」
制限なしで迎えた3年ぶりのお盆。山の中腹にある飲食店は、複雑な思いを抱えていました。
店の人:「あんまり忙しくなっても怖いのもあるし、いくら密にならないっていったって…来ては欲しいんだけど」
山の標高は1000メートルほどと登りやすく、お盆シーズンは登山客が殺到しますが、密を避けるため、距離を取って登るよう呼び掛けています。
登山客:「すごく涼しくてクーラーの中にいるみたい。すごくびっくりしました」
大山阿夫利神社・目黒久仁権禰宜(ごんねぎ):「徐々に登山者の方、お参りされる方が戻ってきて、またにぎやかな山に戻ってくれればな、という願いは常に感じている」
伊吹山では登山客をまさかの事態が襲います。せっかくの景色が霧で見えません。
登山客:「霧で景色は悪いですけど、下は暑いのですごく気持ちいい」
ただ時間が経つにつれ次第に霧は晴れ、最後は景色が広がりました。
一方、12日以降、心配なこともあります。日本の南の海上にある熱帯低気圧が、今後発達して台風になる見込みで、関東や東海では警報級の大雨となる恐れもあり、警戒が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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