旧統一教会“関係”7閣僚を交代 「お答えは差し控える」山際大臣は留任(2022年8月10日)

旧統一教会“関係”7閣僚を交代 「お答えは差し控える」山際大臣は留任(2022年8月10日)

旧統一教会“関係”7閣僚を交代 「お答えは差し控える」山際大臣は留任(2022年8月10日)

 今回、旧統一教会との接点を認めた閣僚全員が交代となるなか、山際大臣は再任が内定した10日、関連団体のイベントに出席していたことを明らかにしました。

 新しい岸田内閣は19人の閣僚のうち、14人が交代する大幅改造となりました。

 なかでも旧統一教会との関係を認めた7人は、全員が内閣を去りました。

 ただ、この人は党役員、総務会長へと横滑りです。

 萩生田新政調会長:「今後は主催される団体や会のあり方をしっかり見て、会の出席などについては慎重な対応をしっかりしたい」

 旧統一教会との関係を認めていた閣僚のうち、小林経済安保担当大臣はぎりぎりまで留任するとの見方がありましたが結局、残りませんでした。

 その一方で。

 経済再生担当・山際大志郎大臣:「(Q.旧統一教会関連団体の平和大使協議会に支出)個人の政治活動に関わる話なので、この場でのお答えは差し控えたいと思います」

 2日の会見では答えを差し控えるとしていた山際経済再生担当大臣は留任です。

 この違いは何なのでしょうか。

 政治ジャーナリスト・後藤謙次氏:「山際大志郎さんについては新型コロナウイルス担当大臣でもあるし、麻生さんという副総裁の派閥に属する。そして、甘利さんという麻生派のなかでも実力者の直系議員。遇することで麻生派、あるいは甘利さんとの関係を今後とも維持できる」

 ちなみに山際大臣、8日の時点では。

 経済再生担当・山際大志郎大臣:「(Q.旧統一教会との関係を点検した結果は)きちっと点検をさせて頂いたうえで、適切に対応して参りたいと思います」「(Q.点検の結果は明らかにしない)はい、今のところは」

 そして留任が確定した10日になり…。

 経済再生担当・山際大志郎大臣:「事務所で調べたところ、過去に旧統一教会に関連するとされる団体のイベントに出席したことがあることが分かりましたが、いずれも通常の政治活動の一環だったと認識しております。また2013年に関連団体への会費支出が確認された」

 すでに関係を認めていた7人の閣僚は全員が辞任となりました。

 なぜ10日の発表となったのでしょうか。

 経済再生担当・山際大志郎大臣:「タイミングのことはですね。なぜと言われると…なぜというか、総理から点検をしたものを明らかにして、そのうえで厳正に見直しをするようにご指示がありましたので、それを受けて行ってこのタイミングになった」「(Q.総理はその事実をご存じか)それは総理に聞いて頂かなければ分かりません」

 今回の改造では9人が初入閣する一方、5人が再入閣です。

 政治ジャーナリスト・後藤謙次氏:「内閣としてのメッセージ性がない。“なんだか分からん内閣”と言ってもいいかも分からないですが、『消去法“専守防衛”内閣』。来年は衆議院解散も視野に入れた改造になると思う。“再来年の総裁選”をにらんで“来年の衆院選”に打って出ると」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事