【警戒】危険な暑さ続き「変形」報告が相次ぐ “熱中症保険”需要増
青森県で記録的な大雨が降りました。9日午後には弘前市の一部で、警戒レベルのうち最も高い「レベル5」の「緊急安全確保」が発令されました。一方で、猛暑が続く中、SNSではさまざまなものが「暑さで変形した」との投稿が相次いでいます。
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9日午後1時20分ごろ、青森・弘前市を流れる川を見ると増水し、激しい濁流となっていました。川には収穫前のリンゴの木も水没していました。
弘前市などを流れる岩木川では、堤防などが決壊するおそれのある氾濫危険水位に到達しました。川の近くに住む人に話を聞きました。
――こんなことあります?
川の近くに住む人
「ない」
青森県では、9日明け方から激しい雨が降り続きました。弘前市は午後、岩木川が氾濫するおそれがあるとして一部地域に「レベル5」の「緊急安全確保」を発令しました。
深浦町では、土砂崩れにより大量の木が道路をふさぎ、車が通れなくなっていました。深浦町付近では猛烈な雨が降ったとみられ、9日午前と午後の2度、記録的短時間大雨情報を発表。さらに24時間に251ミリの雨が降り、観測史上1位を更新しました。
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青森県での記録的な雨の一方、東京都心は9日、最高気温35.7℃の猛暑日となりました。
街の人
「もう早く帰りたいです、用事を済ませて」
今年14日目の猛暑日となり、統計開始以来、最も多い猛暑日日数の記録を更新しました。
練馬区の住宅街に人通りはなく、団地の近くにある公園も誰も遊んでいませんでした。
各地でも気温は上がりました。埼玉・熊谷市では最高気温38.2℃と、体温超えの暑さとなりました。
熊谷に遊びに来た人
「暑いぞ、熊谷。本当に暑いです」
「日差しも痛いです」
この炎天下で、夕刊の配達も一苦労です。
新聞配達員
「汗ふきタオルです。欠かせないですね」
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猛暑が続く今年の暑さによる異変も起きています。
練馬区に住む男の子の自転車は、サドルの色が変色したといいます。
――もともと、これ(サドル)、何色だったの?
自転車の持ち主の男の子
「オレンジ色」
――オレンジが黄色になったの?
自転車の持ち主の男の子
「そう、黄色になったの」
ベランダに置いておいたところ、サドルがオレンジ色から黄色に変色したというのです。
暑さによる異変は、SNSでも報告されています。暑さのためサンダルのつま先が反り返り、変形した写真を投稿した人に話を聞きました。
都内に住む投稿者
「2階の部屋のベランダ出て、洗濯物取り込もうと思ったら、『あれ? すごい縮んでる!』ってなって。確かに暑かったんですけど、一気に縮んだのでびっくりしたんですよね」
SNSでは、“暑さでサンダルが変形”したとの投稿が相次いでいます。
さらに、「車内にあったドライブレコーダーが変形した」という投稿もあります。投稿者によると、投稿された写真を撮影したのは宮城県で、「駐車場に8時間ほど止めていたところ、暑さで変形していた」ということです。
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鳥取市では、鳥取砂丘を観光していた女性が熱中症とみられる症状で、ヘリで病院へ搬送されました。
この危険な暑さが続く中、今、需要が高まっているというのが“熱中症に対応した保険”です。
損保ジャパン・リテール商品業務部 有吉実果さん
「『THE カラダの保険』の全てのプランで熱中症特約の販売を開始しました」
保険会社の損保ジャパンでは、今まで熱中症のオプションをつけることができたのは子供のプランだけでしたが、需要の高まりを受け、今月から全てのプランで対応可能になったといいます。
また、他の保険会社でも問い合わせの数などが増え、需要の高まりを感じているということです。
あいおいニッセイ同和損保は、「熱中症の保険」の問い合わせ数が昨年の3倍に増えたといいます。住友生命グループはPayPay専用保険「熱中症お見舞い金保険」の申込数が、今月1日~2日で約800件に達したということです。
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西日本から東日本は、この先も35℃前後の暑さが続き、東北北部では今後1週間程度、これまでに経験のないような大雨となるおそれがあります。
(2022年8月9日放送「news every.」より)
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