“オミクロン株”急拡大の三連休 “厳戒”沖縄 新成人“バイク暴走”花火乱射も【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年1月10日)
オミクロン株の感染が拡大しているなかで、この三連休、各地で成人式が行われました。毎年派手な衣装が目立つ北九州市でも、成人式が行われました。
■総額40万円・・・全身「トラ」北九州“成人式”
毎年派手な衣装の新成人が注目を集める北九州市。
友達同士で揃えた白を基調とした豪華な袴や、金と黒で丁寧に編み込まれたドレッドヘアなど、個性的な衣装やメイク姿の新成人が集まる全国一派手な成人式です。
金の刺繍の豪華な袴に七色のファーをあしらった男性。髪もレインボーカラーに染めたド派手なリーゼントです。
新成人:「(Q.ポイントは)レインボーです」「(Q.なぜレインボー)目立つじゃないですか」「(Q.どうですか)目立ってますよ!バチバチですよ!」
およそ38万円かけて全身をコーディネート。久々の再会を果たした友人も「やばすぎるでしょう、これ。写真撮っていい?」と話します。
どんな大人になりたいか、聞いてみました。
新成人:「親には、今まで中学のころとか、迷惑ばっかかけよったけぇ。こんな変なんするのも、きょうが最後で。次から、親にしてもらった分を返していきたい」
今年の成人式はコロナ禍ということで感染対策を徹底し、30分に短縮して開催されました。
およそ9500人が出席した会場で、ひときわ目立っていたのが、今年の干支の「寅(とら)」を肩にのせた新成人です。
新成人:「(Q.寅年と他に意味は)もう、迫力を求めたかったので。トラですね、とにかく。人生1回なので、目立たな」
ぬいぐるみだけでなく、袴やのぼり、さらには扇子にまでトラをあしらった、今年ならではの装いです。
新成人:「(Q.総額は)40(万円)」「(Q.このために貯めて)このためです」「(Q.抱負は)やっぱもう、お金ですね。お金を貯めていこうかなと」「(Q.いくら使ったんでしたっけ)40(万円)。子どもも欲しいし、家庭も作っていこうかなと。これが最後です」「(Q.こういうやんちゃは最後か)最後です」
■沖縄厳戒“新成人”爆音バイク・ロケット花火
8日、過去最多1759人の新規感染者が確認された沖縄県。
轟音(ごうおん)を響かせながら交差点の真ん中に進入してきた一台のバイク。乗っていたのは、成人式の袴のような服を着た男性です。
何度も交差点の中を行き来し、ロケット花火を乱射する危険運転。暴走行為はこれだけではありません。
交差点の中をぐるぐると回る迷惑バイク。交通量が多いため、他の車の通行を妨げています。
動画の撮影者に話を聞くと、暴走行為はこのバイクだけではないといいます。
動画を撮影した男性:「旗を持ってる子は、別の車両から降りてきた」
仲間とみられる男性が、交差点の真ん中でのぼりを振るなど危険な行為もありました。
さらに、別の動画には、旗を持った男性が乗った軽トラックを先頭に10台ものバイクが車列の間を抜けていく様子も捉えられていました。
動画を撮影した男性:「袴着てたので多分、成人式終わった直後だと思いますよ。毎年ですね、恒例ですね。むしろ逆に、過激になっていってるような気がします。危ないですよ」
県内では感染急拡大のため、那覇市をはじめ、多くの地域で成人式の式典が中止になりました。
豊見城市は、入口で参加者全員に抗原検査を実施。検温や消毒を徹底し、式を開催しました。
新成人:「式が開催できるだけでも、ありがたいことだなと思いながら来ました」
本来なら、観光客でにぎわう国際通り。休業しているお店が目立ちます。
唯一あった行列の先には、無料のPCR検査場がありました。
広島県、山口県と共に9日から「まん延防止等重点措置」が適用された沖縄県。
土産物店店員:「(感染を)これ以上、広げないという意味では、早めに対策するほうが良いのかな?という感じもしますね。売り上げ的には、厳しいですけど」
適用される前日8日の夜、街に繰り出す人の姿がありました。
仕事で沖縄にいる男性:「(Q.今からどちらに行く)ちょっと、せんべろ(千円ぐらい)で一杯して。(重点措置適用で)あすから、もう行けなくなりますので」
奈良から来た観光客:「(Q.きょう1700人、新規感染者が出た)らしいですね。(感染者は)800人に1人ぐらいか?沖縄県にしたらね。なかなか800人に1人に会うのは難しいですよ」
■一年遅れの成人式・・・家族も晴れ着に感動
この週末、およそ4カ月ぶりに新規感染者が1200人を超えた東京。去年は成人式を開催しなかった目黒区では9日、去年参加するはずだった人のために一年遅れの式典が行われました。
“1年超しの成人式”参加者:「これ叔母のお着物拝借して着ています」「(Q.ようやく日の目を見ることに?)そうですね。うれしいですね。叔母にも写真を送ったので、喜んでくれていると思います」
一度は諦めた晴れ着を着ることができ、喜ぶ女性。
一生に一度の晴れ着姿を見た父親は「やっぱり、きれいですね。ちょっと見違えますね、やっぱり。去年は色んなコロナの状況で、成人式が開催できなくて、皆さんもすごく残念だったかもしれませんけれど、今年こういう形で機会を作って頂けたことは、本当にうれしく思っています」と話します。
“1年超しの成人式”参加者:「オミクロン株で、また中止になっちゃうのかなって思ったんですけれど、最終的に開催して頂けてうれしいです」
■“遅め初詣”都内で大混乱「びっくりした」
この3連休、都内各地で多くの人出がありました。
20代女性:「新年なんで、お着物着て、食べ歩きしたいねってなって」「(Q.洋服で回るのと着物着て回るのでは違う?)違いますね。モチベーション上がるよね」
なかでも、三が日の初詣を控えて遅めの参拝をする人たちの姿が目立ちました。
30代夫婦:「(Q.今年のお正月は、お寺や神社には行った?)行かなかったです。(行くの)やめてて、ずらしてあえて来たんですけど、意外なにぎわいで。でも、ちょっと来たからお参りだけしようかなって気持ちです。サッと行ってサッと帰ろうと」
ピークの三が日を避け、“遅めの初詣”をしようとする多くの参拝客。
“遅めの初詣”は、他の場所でもみられました。
30代夫婦:「日にちを空けてきたんですけど、結構まだ混んでました。空いてるかなと思って来たんですけれど、まだ混んでてびっくりしました」
明治神宮では・・・。
20代女性:「(Q.どちらから来られましたか?)福岡から来ました。人が多くて、福岡じゃ考えられない。こんなに神社で並ぶことないから、びっくりしました。1時間?結構、待った気がします。分かんないくらい待ちました。無言になるくらい待ちました。今からは、せっかく原宿に来たので、竹下通りとか行ってみたい」
■“繁華街”買い物客混雑「今のうち」飲み会も
明治神宮に隣接する表参道も、多くの買い物客でにぎわいました。
18歳女性:「古着を見に来ました。詰め放題のイベントをやっていて」「(Q.詰め放題1回おいくらなんですか?)1000円です」「(Q.何着ぐらいあるんですか?)20着くらい」
満足いく買い物ができたと喜ぶ半面、人出の多さには不安も感じたようです。
18歳女性:「以前より、人が増えてきていると思う。1回減ったのに、もう一度増えてきたので、少し不安です」
さらに、手軽に韓国旅行気分を味わえると人気の新大久保では、若者に人気の韓国グルメに舌鼓を打つ多くの人々の姿が見られました。
北海道から訪れた女性二人は、感染が落ち着いた去年11月ごろに旅行の計画を立てたものの、予想以上の人出に戸惑っている様子でした。
北海道から来た女性:「(Q.実際に観光に来られてどうですか?)(人が多くて)ちょっと怖いです。いつも、出掛ける時にアルコールとか、いつも持ち歩いたりして。イチゴあめ食べる前も、アルコールしたりして気を付けています」
一方、夜の居酒屋では・・・。
渋谷に来た20代:「新年のお友達と、ご飯しにきました。オンラインだったので、1カ月ぶり以上ですね。今しか会えないので」
11日から飲食店での人数制限を8人から4人とする東京都。人数に制限がかかる前、今のうちに飲み会をという人でにぎわいました。
一方、飲食店側は今後について、次のように話していました。
「バーデンバーデン」・曽根崎武吉代表取締役:「日に日にキャンセルが出てきて、なかには、一緒に来る方が濃厚接触者になったので行けなくなりました、みたいな。また、自粛やら始まってきて、本当にこう店の中が閑散とする、そういった日々が始まるのかなと思うと、本当にちょっと不安でしょうがないです」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2022年1月10日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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