核兵器で緊張感高まる世界に警鐘 被爆から77年 広島「原爆の日」|TBS NEWS DIG
広島は被爆77年となる「原爆の日」を迎えました。
友人が犠牲 被爆者
「お友達のことばかり頭から離れませんでした。なぜ、焼け死ななきゃいけなかったのか」
「みんなで、きょう爆弾が落ちた日だから拝みにいこうって、お父さん、お母さんたちに言って、きょう来ました」
広島市の平和公園では、岸田総理や国連のグテーレス事務総長も出席して、平和記念式典が行われました。
広島市の松井市長は平和宣言で、ロシアによるウクライナ侵攻で「罪のない市民の命や日常が奪われている」と非難しました。
「武力によらずに平和を維持する理想を追求することを放棄し、現状やむなしとすることは、人類の存続を危うくすることにほかなりません。過ちをこれ以上繰り返してはなりません」
広島選出の岸田総理とともに原爆資料館を視察したグテーレス事務総長は会談で、日本ほど核について道義的権威をもって語れる国はないという認識を示しました。
岸田文雄 総理
「我が国は、唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界に向けて、世界をリードしていかなければいけない」
一方で、被爆者団体が求めた核兵器禁止条約への参加については、「核兵器のない世界に向けて出口にあたる大変重要な条約であると強く認識をしている」としたうえで、「現実は厳しく、まずは核保有国の対応を変えるために、どうしていくかを具体的に考えないといけない」と強調しました。
核兵器をめぐって世界の緊張が高まる中、高齢化した被爆者の訴えをどうやって次世代が引き継ぐのかが、課題のひとつとなっています。
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