“誕生日旅行中”道路寸断で家族孤立「娘のおむつ心配」…福井でも大雨“土砂崩れ”(2022年8月5日)
5日も、各地で大気が不安定となっています。警戒されるのは、4日までの大雨で緩んだ地盤です。土砂崩れで、今も孤立している家族を取材しました。
■石川・川が氾濫…立ち尽くす住民に「逃げて」
金沢市間明町では、浸水を避けるためか、次々と車を移動させる人の姿がみられます。冠水が少ない高い場所へ向かいます。
間明町は、すぐ横を伏見川が流れています。その川が氾濫しました。
近くの住宅は、玄関の扉の3分の1の高さにまで水が達しています。床上まで浸水している可能性があります。家の外には、ぼうぜんと立ち尽くす住民の姿がありました。
伏見川は、下流で梯川と合流します。その梯川も4日午後2時半に氾濫しました。
小松市内に大雨が降った結果、田畑や生活道路が浸水しています。道路の真ん中の方は車が水につかっているのが分かります。
■旅行中に道路寸断 家族孤立「おむつ心配」
福井県でも、大雨による冠水や川の氾濫が相次ぎました。
道路が崩れてしまっています。勝山市内では、土砂崩れも発生。旅行先のホテルで道路が寸断され、足止めされている観光客に話を聞きました。
マサシさん(36):「(Q.身の安全は確保している?)ホテルの部屋に宿泊しているので、大丈夫です。一応、駐車場くらいまでは行けるんですが、結局、一本道で土砂崩れになってる道につながっているんで。駐車場までですかね、出られるのは」
3日は長女の4歳の誕生日で、ホテルでお祝いするために、大阪から旅行に来たといいます。
孤立状態となっているため、ホテルは開放され、宿泊や食事などには困っていないというマサシさん。心配なのは、生まれて7カ月の次女のことです。
マサシさん:「7カ月の娘のご飯とか、おむつとかが品薄になってるので、そこが心配ですかね。離乳食が始まったばかりで、1泊分しか用意してなかったんで。それをうまいことこう、たまたま残ってたんですよ。1食分だけ。それをちょっとずつあげて。あとは、ママのミルクと一緒に合わせて何とかごまかしてるところです」
勝山市では、現在も全域で避難指示が出されています。
■千葉で相次ぐ冠水 水道管破裂「水出ない」
一方、関東でも雷雨となりました。
千葉県では、木更津市の住宅街で、激しい雨による冠水の被害がありました。
おやかたつむりさん:「降り始めたのは(映像から)1時間くらい前で、たまり始めたのは30分くらいです。集中的にバーッと降っちゃうとだめですね。川も近くにないし、何にもないんで。単なる住宅街なんで。それでこうなっちゃうのは、さすがにきついなと」
千葉市では、大雨の影響でしょうか。道路下から水が噴き出し、道路が一時、冠水しました。4日午後2時45分ごろ、110番通報があり、復旧工事を始めたといいます。
4日午後8時ごろ、冠水があった現場の辺りでは、水が引いていますが、車道に厚さが3センチくらいの土砂がたまってしまっています。
原因は地中の水道管の破裂とみられ、およそ300戸が断水しているということです。
現場近くでは、緊急の給水活動が行われています。現在も断水が続いているということで、住民が次々とここを訪れています。
給水に来た人:「17時くらいから(水道が)止まっちゃってて、お風呂は水が出ないんで、銭湯に行ってきたところ。トイレが流れないんで、トイレ用と、コロナなので手洗い、うがい用に」
(「グッド!モーニング」2022年8月5日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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