ペロシ下院議長と蔡英文総統の会談始まる 中国「必ず散々な目に遭う」|TBS NEWS DIG
アメリカの下院議長として25年ぶりに台湾を訪問したペロシ氏と台湾の蔡英文総統の会談が、先ほど始まりました。台湾に近い、中国の福建省アモイから中継です。
中国南部・福建省のアモイは台湾海峡をはさんで台湾の対岸に位置していまして、奥に金門島、その向こうに台湾があります。
昨夜、台湾に到着したアメリカのペロシ下院議長ですが、先ほどから、蔡英文総統と会談しています。会談は二人でカメラに向かって手を振るなど、和やかな雰囲気で始まりました。
現職のアメリカ下院議長としては25年ぶりの台湾訪問となったペロシ議長は、きょうは蔡英文総統との会談に先立ち、議会にあたる立法院を訪れました。
台湾メディアによりますと、会談の後、蔡英文総統ともに共同で記者会見を行う予定です。
その後、天安門事件を指導した中国の民主活動家、ウーアルカイシ氏らとも面会するということです。
ペロシ議長は昨夜、発表した声明で今回の訪問について、「台湾の民主主義を支援するというアメリカの揺るぎない責務を実行するものだ」としていて、滞在中の発言が注目されます。
一方、中国側は反発を強めています。
中国の王毅外相はけさ、コメントを発表。「アメリカは台湾海峡の平和と地域の安定の最大の破壊者だと改めて証明した」とした上で、「必ず、さんざんな目に遭う」と警告しています。
また、国営の中央テレビによりますと、2日深夜、中国外務省の謝鋒次官がアメリカのバーンズ大使を呼び、強く抗議したということです。
ホワイトハウス カービー戦略広報調整官
「ペロシ下院議長には台湾を訪問する権利がある」
これに対し、アメリカのカービー戦略広報調整官は2日、ペロシ下院議長の台湾訪問を支持する考えを改めて示し、「中国が台湾海峡などで軍事行動を強める口実にはならない」と述べ、中国をけん制しました。
新華社通信は中国軍が4日から7日にかけて、台湾を包囲するエリアで実弾射撃を伴う「重要軍事演習」を実施すると伝えていて、軍事的な緊張が懸念されています。
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