岸田総理“核兵器削減・不使用”各国に訴えか…NPT再検討会議初出席 一般討論演説へ(2022年8月1日)
岸田文雄総理大臣は、NPT(核拡散防止条約)の再検討会議に出席するため渡米。ニューヨークに到着した。日本の総理大臣として初めて、一般討論演説に臨み、核兵器削減や不使用について訴える予定だ。
■日本の総理で初…岸田総理 一般討論演説へ
日本時間、1日午前8時すぎ、岸田総理はNPTの再検討会議に出席するため、ニューヨークに到着した。
NPTの3つの柱は、「核軍縮」「核不拡散」「原子力の平和的利用」だ。
国連本部で、その運用状況などが議論される再検討会議は、新型コロナの影響で7年ぶりとなる。そして、岸田総理の会議への出席は、日本の総理大臣として初めてのことだ。
木原誠二官房副長官は、岸田総理は会議で、一般討論演説を行うことを明らかにしている。
木原誠二官房副長官:「政府としては、核兵器のない世界に向け、NPTのもとで現実的な取り組みを進めていくことが重要であると考えており、岸田総理の演説においても、NPTを重視する我が国の立場を発信するとともに、NPT体制の維持強化のための各国の建設的な対応を呼び掛ける予定」
■岸田総理「核兵器なき世界に向けた機運を…」
被爆地・広島選出の岸田総理は、自身の掲げる“核兵器のない世界”という理想に向け、現実的な取り組みを示したい考えだという。
岸田文雄総理大臣:「核軍縮を巡る、国際社会の分断。また、ロシアの核兵器による威嚇。こうした状況を見る時に、核兵器のない世界を目指す、国際的な機運。これが今、著しく低下をしている。こうした状況を、強く感じています。会議を通じて、核兵器のない世界に向けた機運を、ぜひ反転させて、そして再び盛り上げていく。こうした機会にしたいと、強く願っています」
演説では、核保有国に対し、核兵器の削減や不使用の継続などを訴える見通しだ。
また、中国を念頭に、核戦略の透明性を確保するよう呼び掛ける方針だという。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年8月1日放送分より)
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