「核の脅威が高まった今だからこそ核軍縮を議論するべき」NPT再検討会議 議長に単独インタビュー|TBS NEWS DIG
今回のNPT再検討会議は、ロシアによるウクライナ侵攻が続く中で開かれます。議長を務めるスラウビネン氏はJNNの単独インタビューに応じ、「核の脅威が高まった今だからこそ、核軍縮を議論するべきだ」と強調しました。
会議の議長を務めるスラウビネン氏
「ロシアによる軍事侵攻は今回の再検討会議での合意を複雑で難しいものにしたのと同時に、核兵器の危険性を改めて示す機会になったと思います」
NPT再検討会議開幕を前に、JNNの単独取材に応じたスラウビネン氏は「核の脅威は冷戦以来の高まりだ」と指摘。「今だからこそ、保有国が核軍縮に向けて話し合い、さらに努力すべき必要性がある」と、会議の意義を強調しました。また、日本の役割については・・・
会議の議長を務めるスラウビネン氏
「日本は2度原爆を投下された唯一の被爆国として、「橋渡し役」という積極的で建設的な役割を果たすと信じています」
さらに、焦点となる合意文書のとりまとめについては、中国や北朝鮮の核戦力増強の動きなど山積する課題を挙げ、交渉は難航するとの見方を示す一方、「全ての立場を集約した文書を見出すことができるよう全力で取り組む」と決意を語りました。
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