万博のシンボル『大屋根リング』閉幕後の保存・移設を検討 350億円「世界最大級の無駄遣い」批判も

万博のシンボル『大屋根リング』閉幕後の保存・移設を検討 350億円「世界最大級の無駄遣い」批判も

万博のシンボル『大屋根リング』閉幕後の保存・移設を検討 350億円「世界最大級の無駄遣い」批判も

 大阪・関西万博の会場のシンボル「大屋根リング」について、解体するとしていたこれまでの方針が一転、終了後も現地での保存や移設が検討されていることがわかりました。「無駄遣い」と指摘されていたリング。これが批判をかわすことにつながるのでしょうか。

 開幕まで1年半を切るなか、14日から行われた大阪・関西万博の国際会議。万博への参加を表明している国や地域の関係者約500人が出席していて、15日は大阪府や市の担当者が建築許可申請などについて個別に相談を受けるブースが設けられました。

 パビリオン建設の遅れなどが問題となるなかで、いま波紋を呼んでいるのが、万博のシンボルである「大屋根リング」です。

 万博のメインエリアを取り囲むように造られるリングは、「多様でありながら、ひとつ」をコンセプトに、1周約2キロ、高さは12メートルから20メートルほどある世界最大級の木造建築として注目が集まっています。

 建設費用は約350億円。万博全体の建設費が2度も増額し、コストダウンが求められている中、「無駄遣いだ」という批判も出ています。先週の国会でもーー。

 立憲民主党・中谷一馬議員
 「いままさに話題のリング。世界最大級の無駄遣いだと思うのですが、いかがでしょうか?」

 自見英子・万博担当相
 「リングの上に屋根をつけていただくことで、 日よけ・熱中症対策としての大きな役割を果たしている」

 万博協会はこれまで、閉幕後は解体する方針を示していましたが、14日の会議で参加国から活用方法を問われるとーー。

 大屋根を設計した会場デザインプロデューサー・藤本壮介さん
「いくつかの選択肢を考えている。1つ目はもちろん、このままリング(大屋根)を万博会場に残すというもの。もう1つは、リングを別の場所に移設するというもの」

 これまでとは一転、終了後も現地での保存や移設を検討していることが明らかとなりました。

 また、会場建設費の大阪市民一人あたりの負担額が約1万9000円となることも14日、明らかに。

 11月末には開幕まで500日となる万博。一刻の猶予もない中、課題を克服し開催にこぎつけるのでしょうか。

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