【独自】「最強毒キノコ」公園で増殖…“死の危険”触るのもNG 発見場所に“共通点”【もっと知りたい!】(2022年7月29日)

【独自】「最強毒キノコ」公園で増殖…“死の危険”触るのもNG 発見場所に“共通点”【もっと知りたい!】(2022年7月29日)

【独自】「最強毒キノコ」公園で増殖…“死の危険”触るのもNG 発見場所に“共通点”【もっと知りたい!】(2022年7月29日)

 触れただけで皮膚が異常を起こし、少量でも食べてしまうと死亡することもある“最強の毒キノコ”「カエンタケ」の目撃情報が、今月に入って相次いでいます。番組が取材すると、カエンタケが見つかった場所に共通点があることが分かりました。

■“最強毒キノコ”カエンタケ

 見るからに毒々しい、このキノコ。触れただけで皮膚がただれ、間違って食べると、死に至ることもある猛毒のカエンタケです。鮮やかな赤色と、燃えるような炎の形から、その名が付けられました。

 神奈川県座間市にある公園で、カエンタケが見つかったということで、案内してもらいました。

 座間谷戸山公園・菅原正士園長:「この赤いオレンジ色のが、カエンタケ」

 カエンタケは、職員が朝の見回りをしていた時に、たまたま見つけたといいます。その毒性について、専門家は、次のように話します。

 東京農業大学・橋本貴美子教授:「食べてしまうと、非常に強い毒がたくさん入っているので、小指の先ほど食べただけで、人一人が亡くなる。触るのが危険というのは、カエンタケぐらいしかないので。そういう意味では、カエンタケが最強」

■公園で増殖“木の周りグルリ”

 専門家も“最強の毒キノコ”と呼ぶカエンタケ。この木をぐるりと囲むように生えているのが分かります。

 秋のイメージが強いキノコですが、カエンタケは6月から12月と発生時期が長く、湿気が多ければ、暑くても寒くても、気温に関係なく繁殖するのが特徴だといいます。

 公園で見つかったカエンタケ。今月、梅雨明け以降も雨の降る日が多かったことや、局地的な大雨が続いたことも、発生に関係しているとみられます。

■公園利用者「こんな近くに…」

 職員しか入ることのできない場所のため、利用者が触れてしまう危険性はありませんでしたが、別の場所でも見つかっています。

 一般の人も利用できるログハウスの近くにも、カエンタケがあります。

 公園の利用者:「こんな近くに毒キノコって、あまり聞かないので怖い」「ちょっと触っちゃうかも。手で握るような感じで」

 職員は取り残しのないように、スコップでカエンタケの周りの土を含めて除去しました。

■なぜ増殖?“発見場所”に共通点

 今月、カエンタケが見つかった場所を番組が調べてみると、公園のある座間市以外にも、神奈川県内では横浜市、川崎市、厚木市。さらに、千葉県や福井県でも見つかっています。

 橋本教授:「(カエンタケは)山の中とか、公園とか関係なく、枯れた木の根元に生える。というのも、枯れた木に生えるカビを食べるキノコ。カビを今、そこら中に繁殖させているのが、ナラ枯れを起こしているカシノナガキクイムシ。その虫が繁殖すると、カエンタケが必然的に増えてくる」

 ナラ枯れとは、ブナなどの広葉樹林に害虫が侵入することで、木が枯れる病気です。被害はこれまでに42の都府県で確認されていて、特に神奈川県は、わずか3年でおよそ15倍に急増しています。

■抜いても次々発生…取材中も

 大和市役所 みどり公園課・横田真啓主査:「見えてきたのが、葉っぱが赤褐色になっているかと思うが、こちらがナラ枯れの木。もう枯れている状態」

 ナラ枯れに悩む、神奈川県大和市の公園を取材していると、ここでもカエンタケを発見しました。

 横田主査:「ここ数日、もしかしたら、きょうとかに生えたものかもしれない。あちらも生えている」

 実はこの場所は、職員が朝、カエンタケを除去したばかりだといい、わずか半日で、また同じ場所から見つかりました。

■食用?猛毒?…見分け困難

 2000年には、群馬県で毒のないキノコと勘違いし、カエンタケを間違って食べた男性が死亡しています。

 これからの季節、危険なキノコは他にもあるといいます。

 橋本教授:「皆さんがよく知っている(有毒の)ベニテングタケというのがある。あれの白いタイプというか、ドクツルタケというが、そのキノコを夏では最も気を付けないといけない」

 いずれも、間違って食べると、食中毒などを引き起こ恐れがあります。

■毒キノコ以外にも“危険植物”

 誤食による健康被害は、キノコだけではありません。

 森林塾かずさの森・岩田和久塾長:「この辺に分かりやすいものが、あるかもしれない。これがスイセン」「(Q.これは食べられる?食べられない?)食べられない。食べられない。ニラと見間違う人もいるかもしれない。あるいは、混植していると分かりにくいかもしれない」

 見分けが難しい、食べられるニラと毒のあるスイセン。どちらがスイセンか、分かりますか?

 岩田塾長:「(Q.見分けるポイントは?)非常に似ている時は、においをかぐ」

 においをかいでみました。まず、ニラからです。ニラの香りがします。スイセンのほうは、青臭いような、においが強いです。

■オクラ似「チョウセンアサガオ」

 今の時期、注意が必要な植物は他にもあります。

 東京都薬用植物園・中村耕主任研究員:「園芸用・観賞用の植物で見られるものとして、チョウセンアサガオ類というものがある。今の時期に花が咲くので、つぼみになっているものがある。このつぼみが、食用で食べられるオクラの果実と、とても似ている。植物によっては、有毒な植物もあるので。食べられるか食べられないか分からないものは、絶対に採らないでということと、もちろん食べないで下さい。人にあげないで下さいということをお願いしたい」

(「グッド!モーニング」2022年7月29日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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