台風に備えていますか?側溝・排水口の掃除、窓にテープを貼る、通過後の運転はパンクに注意| TBS NEWS DIG

台風に備えていますか?側溝・排水口の掃除、窓にテープを貼る、通過後の運転はパンクに注意| TBS NEWS DIG

台風に備えていますか?側溝・排水口の掃除、窓にテープを貼る、通過後の運転はパンクに注意| TBS NEWS DIG

8月は台風シーズン。「今のうちに」どれだけ備えをしていますか?

■28日夜にも台風が発生 台風から離れた西日本太平洋側でも局地的に激しい雨の恐れ

ホラン千秋キャスター:
暑さだったり、雷雨だったり大変な天気というのはあるわけですが、そこに一つ台風が加わりました。

國本未華 気象予報士:
まだ熱帯低気圧ですけれども、早ければ7月28日夜にも台風になる見通しです。まだ雨雲自体はしっかりまとまっていないのですが、今後、比較的海水温の高い地域を通って台風として発達していきそうです。
29日の午後にも沖縄や奄美に近づくような予想になっていますので、沖縄・奄美と西日本太平洋側中心に大雨に注意が必要となりそうです。

29日の夜の天気図ですが、(沖縄の北に)台風になる見込みの熱帯低気圧が既にあるのですが、もう1個、沖縄の南に熱帯低気圧があるんですよね。南の海上で新たに雨雲が湧きやすい状況となっているので、沖縄・奄美中心に、雨がちょっと長引きそうな予想です。

■8月は“台風シーズン” 以下の項目、備えていますか?

ホラン千秋キャスター:
今お話があった台風や大雨に関して、“備え”というものが重要になってくるんです。

台風は1月に平年値0.3個、7月は平年値3.7個発生しています。これから迎える8月は平年値5.7個で、最も台風が多い月です。次いで多いのが9月です。

私たちはしっかりと台風に備えをしなければならないのですが、「ちゃんとやってるよ」という方もいると思うのですけれども、その備え、ずいぶん前に準備したものではないでしょうか?

▼懐中電灯、電池で動くラジオ
電池が切れている場合があるので、しっかりと付くかどうか台風シーズンを迎える前に確認をお願いします。
▼飲料水や食料
切れていないでしょうか。十分あるでしょうか。そういったところもチェックをお願いします。
▼衣類や貴重品
まとまってあると良さそうです。
▼カセットコンロ
料理などができますので、あると良いと言われています。

こういった基本的な備えをやっていただきたいと思うのですが、台風がやってくるぞとなった場合、断水の可能性というのがあります。

▼生活用水
過去に断水した例ももちろんありますので、生活用水の確保というのが重要になってきます。浴槽の中に水を張って事前に準備しておくことがかなり有効です。

▼窓割れ防止
風が強いと何かが飛んできて、窓が割れるということがあります。養生テープやガムテープでの補強というのも必要に応じてお願いします。地域によっては、ダンボールを重ねたり木を付けたりする場合もあります。

▼排水まわり
台風では雨も大量に降りますので排水ということが重要になります。身の回りの側溝や排水溝に、土や落ち葉、ゴミなどが溜まっているとうまく排水できません。その辺りの掃除もしておくと良いでしょう。

▼家族との連絡方法や避難経路
家だけではなく、職場なども、どこに避難すればいいのかなど、あらかじめ確認をお願いします。

▼気象庁の「キキクル」
台風が実際に近づいてきた時、皆さんの身の回りでどのような危険が迫っているのかというのをリアルタイムで確認できるホームページがあります。気象庁の「キキクル」です。5段階で色分けされるんですが、その色に応じて現在地の浸水、洪水、土砂災害の危険度というものがリアルタイムでわかります。

例えば7月19日の段階のものなんですけれども、島根県の一部が紫色になっています。紫色は警戒レベル4にあたります。「レベル4までに必ず避難」ということが言われていますので、皆さんの身の回りにどういった危険が迫っているのか、どの段階なのかというのを、スマートフォンからも確認できますので、ぜひ活用してチェックするようにしてください。

■台風が去った後の運転はパンクする可能性も「不要不急の運転控えて」

台風が去ったら、もう安全なのかというとそうではないんです。
台風が通過した後に気をつけてほしいのが、車の走行です。台風の暴風でガラスの破片であったり、頑丈な木の枝であったり、がれきが散乱している可能性があります。走っているとよく見えないこともあるかもしれませんが、こういったがれきによって、タイヤがパンクする危険性があるそうです。

実際に、2018年9月に大阪に上陸した台風21号の時の、タイヤのパンク被害というのは、大阪府内で9月4日から6日までの3日間で782件の報告がありました。これは前年同期比で約3倍となっています。タイヤのパンク被害は台風によるところがかなり大きいんだなというのが数字からもわかると思います。

JAFの広報の担当者に伺いますと、「台風が通過した後、不要不急の運転を控えた方が良い」と話していました。

さらに、皆さんが普通に歩いている時も、台風通過後は注意してください。例えば、切れた電線が垂れ下がっていたり、看板などを取り付けているところの根元が緩んでいたり弱っていたりすることがあるそうです。頭上をよく確認するようにしてください。
そして、台風が過ぎますと、台風一過でかなりお天気が良くなって気温が上昇します。その時の熱中症に注意ということで、台風が来る前から去った後までご注意いただければと思います。

井上貴博キャスター:
日本は世界的に見ても災害が多い国で、地震や津波はもちろんですけれども、平時のうちに頭の中を整理して、想定外を少しでもなくしておくことがとても重要です。

経済アナリスト 森永卓郎氏:
私は2019年に千葉県を大きな台風が襲った時に、たまたまゼミ合宿で行ってたんですね。
周りの人たちがすごく困ってたのは、停電してスマホが全然使えなくなっちゃったんですよ。その時にモバイルバッテリーを充分に充電してた人たちは助かったんですよね。だから充電もしておいた方が良いかもしれないですね。

井上貴博キャスター:
電池は本当に大事ですね。

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